カテゴリー「22 D・カーネギーの言葉」の2件の記事

2009年12月 4日 (金曜日)

「人を動かす」 人に好かれる六原則

D・カーネギーの「人を動かす」から引用する。
 人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。「みずから動きたくなる気持を起こさせること」がポイントだ。イソップ物語「北風と太陽」の太陽になることだ。と理解しても、いざとなると忘れていることが多い。
 最初にこの本を目にしたとき、表題の「人を動かす」から、多少いやらしさを感じていたが、最近は、日本人が忘れている「謙譲の美徳」を分かり易く説いている内容だと思っている。

「人を動かす」人に好かれる六原則

原則1 誠実な関心を寄せる
 「われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる。」他人に示す関心は、人間関係のほかの原則と同様に、かならず心からのものでなければならない。関心を示す人の利益になるだけでなく、関心を示された相手にも利益を生まなければならない。
原則2 笑顔を忘れない
 つぎに引用するエルバート・ハバートのことばを、よく読んでいただきたい。いや、読むだけでは何にもならない。-実行していただきたい。「家から出るときは、いつでもあごを引いて頭をまっすぐに立て、できる限り大きく呼吸をすること。日光を吸い込むのだ。友人には笑顔をもって接し、握手には心をこめる。誤解される心配などはせず、適のことに心をわずらわさない。やりたいことをしっかりと心のなかで決める。
原則3 名前を覚える
 たいていの人は、他人の名前をあまりよく覚えないものだ。いそがしくて、覚えるひまがないいうのが、その理由である。いくらいそがしくても、フランクリン・ルーズベルトよりもいそがしい人はいないはずだ。そのルーズベルトが、たまたま出あった一介の機械工の名を覚えるために、時間をさいている。
原則4 聞き手にまわる
 自分のことばかり話す人間は、自分のことだけしか考えない。長年コロンビア大学の総長をつとめたニコラス・バトラー博士は、それについて、こういっている。「自分のことだけしか考えない人間は、教養のない人間である。たとえ、どれほど教育を受けても、教養が身につかない人間である。」話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。興味を持たせるためには、まず、こちらから、興味を持たなければならない。
原則5 関心のありかを見抜く
 相手の関心を見ぬき、それを話題にするやり方は、結局、双方の利益になる。「相手しだいで成果も違うが、概していえば、どんな相手と話をしてもそのたびに自分自身の人生がひろがる」
原則6 心からほめる
 人間の行為に関して、重要な法則が一つだけある。この法則にしたがえば、たいていの紛争は避けられる。これを守りさえすれば、友はかぎりなくふえ、常に幸福が味わえる。だが、この法則を破ったとなると、たちまち、はてしない紛争に巻き込まれる。

イソップ物語「北風と太陽」
 きたかぜ と たいようが ちからくらべをすることになりました。きたかぜはいいました「ぼくはどんなものもふきとばすことができるんだ。つよいのはぼくのほうだ」 たいようはいいました「いやいや、きみはたしかにちからもちだけど、ちからだけではね・・・」
「では、あのたびびとのふくを どちらがぬがすことができるかやってみよう」きたかぜは、たびびとにむかって おおきくいきをふきました。たびびとのふくをぬがそうと、ちからいっぱい 「ブォーッ ブォーッ」ところがたびびとは、ふくをぬぐどころか「さむい、さむい」といって、コートのえりをあわせ、からだをかたくしてしまいました。

 つぎはたいようのばんです。「どうやら、だめみたいだね。ぼくならこうするよ、みていてごらん」そういってたいようは、あかるくかがやきだしました。サンサンとひのひかりがふりそそぎ、あたたかくなってきました。たびびとは、あせをかき「あつい、あつい」といいながらコートをぬぎました。きたかぜはたいようにいいました。「ごめんよ、ちからだけでかとうとしたぼくがまちがっていたね」そうしてふたりはなかよくなり、もうちからじまんをすることはなくなりました。

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2009年12月 1日 (火曜日)

D.カーネギーの人を動かす

久しぶりに「D.カーネギー」の「人を動かす」という本を開いた。
20歳代から何度も読み返し、その精神を身につけようとしたが、未だに身に付かないことばかりだ。
 それでも時々は、思い出して見ようと思う。
 まずは、「人を動かす三原則」から

原則1「盗人にも五分の理を認めるA240_
人間はたとえ自分がどんなにまちがっていても決して自分が悪いとは思いたがらないものだ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておかねばならない。われわれは他人からの賞賛を強く望んでいる。そして、それと同じ強さで他人からの非難を恐れる。(心理学者ハンス・セリエ)

原則2「重要感を持たせる
人間は例外なく他人から評価を受けたいと強く望んでいるのだ。この事実を、決して忘れてはならない。人間の持つ性質のうちでもっとも強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである。(心理学者ウィリアム・ジェームズ)

原則3「人の立場に身を置く
自分の好物を問題にする必要がどこにあるだろう?そんなことを問題にするのは、子供じみた、ばかばかしい話だ。もちろん、われわれは、自分の好きなものに興味を持つ。生涯持ちつづけるだろう。しかし、自分以外には、だれも、そんなものに興味を持ってはくれない。だれも彼も、われわれ同様、自分のことでいっぱいなのだ

D.カーネギーのプロフィール
1888 誕生する。
1908 ミズーリ州ウォレンズバーグの州立教員養成大学卒業
1912 マンハッタン北部のYMCAで初めて話し方の授業を行なう
1912-1920 「デール・カーネギー・コース」を開始
1926 話し方のテキスト『Public Speaking: A Practical Course for Businessmen』発表
1936 『人を動かす』発表
1939 セールスコースを展開
1955 他界した。

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