カテゴリー「27 我が家の新築計画」の27件の記事

2013年4月14日 (日曜日)

家は「安かろう悪かろう」だ。

 我が家の建て替えも、ゆうに一年がかりだった。
 昨年4月に建替えを決断し、年末に引き渡しを受けて新居で生活しているが、塀、門扉、造園、テラスなどの外構工事に最近まで要した。P601
 先日、車庫に「持ち出し屋根タイプ」という柱無しのテラスを取り付け、これで一連の工事は終了と思っていたが、車庫に電動シャッターを提案された。
 なかなか商売上手だ。

 思えば、昨年3月ころまでは、23区内に引っ越すつもりで物件を探していたが、子供たちの反対で反故にし建替えることに切り替えた。
 
 建替え計画の初期段階で「ローコスト住宅」のチラシに目が留まった。
 坪単価20~30万円と言う売り込みだが、直ぐに有り得ない話だと気付いた。
 「ただ、住むだけの家なら500万円もあれば建てることが出来る」という、工務店を経営していた父親の言葉を思い出した。
 そんな値段の家で満足できるかどうかが問題なのだ。P_720

 例えば、キッチンシステムでも10数万で揃うものから500万円以上のものもある。
 他にも風呂、外壁、屋根、床、窓サッシなど、全て「安かろう悪かろう」の世界だ。Images
 分かり易く例えれば、中古の軽自動車で満足できる人か、中流家庭向けのカローラにするか、いや、ベンツクラスでなければ満足できないかなのだ。
 ようは、その人の人生観が大きく反映するのが家なのだろう。
 「安物買いの銭失い」にならないよう、十分な知識と予算計画で臨んで欲しい。

 決断から現在までの段取りを10段階に分けてみるが、これから計画する皆さんに多少でも参考になればと思う。
 第一段階~建替えを決断。勿論、資金を十分に検討する。    
 第二段階~建築会社や工務店を探す。
 第三段階~どんな家にするか設計の相談
 第四段階~仮住まいに引っ越す。
 第五段階~古い家の解体工事。
 第六段階~土地の地盤改良
 第七段階~地鎮祭~基礎工事~建て前
 第八段階~完成~建築費用支払
 第九段階~引っ越し
 第十段階~塀、門扉、造園、テラスなどの外構工事
 引っ越しと同時に、電気、ガス、水道、電話、テレビアンテナ工事などの手続きのほか、照明器具、冷暖房、カーテン、応接セット、登記などが同時に発生する。
 これらは引き渡し前から手配したり、あたりをつけておく必要がある。
 当初予算の二割増しの費用が必要だった。

  「新築計画・設計士を交えた打合せ
  http://z-shibuya.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-8234.html
  2012年4月 3日 (火曜日)

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2012年12月15日 (土曜日)

今日15日(土)は施主による「竣工検査」だ。

  いよいよ今日15日(土)午後に、当方ら施主による「竣工検査」がある。
 最近は「内覧会」ということが多いそうだ。
 12月19日(水・大安)に引き渡しを受けるが、その直前の施主による最終チェックのようなものであろう。N8yk09r
  建築中は、基礎工事から出来るだけ現場に足を運んだつもりだが、素人には工程を厳しくチェックする知識が伴わない。
 特に、完成してから見えなくなる基礎や壁の内部、天井裏、柱の位置や補強板を入れた場所は写真撮影してある。
 今日は、完成度を厳しい目でチェックし、施工不良などには補修してもらうつもりだが、きっと受身の説明に終始することだろう。

   これまで、二回クレームを入れた。
 一つは、「断熱材アクアフォーム」の厚み7.5センチ未満をかなり発見し、全て所定の厚さ以上に手直しさせたこと。
 あとは、トイレの「ペーパーホルダー」の設置位置が悪く、便座に座るとき体が接触することから、取り付け位置を移動させたこと。
  精々、素人が発見出来ることは、こんな程度だ。

  本当は、雨水処理の「浸透マス」の効果を確認したいところだが、最近、大雨が降らないので確認出来ない。万が一、雨水が浸透マスから溢れるような場合、即、検討して欲しいと念を押す必要がある。
 他には、台所周り、SRC蓄熱式温水床暖房の使い方と効果の確認、センサーによる電灯の点灯確認、ジェットバスの使い方、フローリングの使用可能ワックス、録画機能搭載インターホン等々か。
 床やタイル、外壁、クロスの貼り方などには、まず、瑕疵を発見できるとは思えないが、今から、連れ合いに入り知恵しているところだ。
 いずれにしても、仮住まいのマンション生活もあと数日だ。

 
対象範囲
 外周や基礎、玄関から各居室、廊下、バス、トイレ、バルコニーに至る全て
屋外部分
基礎の割れ・蟻道・不同沈下・換気不良、外壁の腐朽・サビ・割れ(クラック)・シーリングの破断、屋根のずれ・割れ・サビ・浮き・雨漏り、雨樋の詰まり・はずれ・ひび、軒裏の腐朽・雨漏り・はがれ・たわみ、バルコニーの手摺りのぐらつき・腐朽・サビ・割れ・蟻道・床沈み、防水層の破断、支持部の欠損・腐食・割れ、クレセント・鍵の作動、外構部分のブロック・フェンスの不良・アプローチ・ポーチのタイル破損、車両伸縮門扉の不良、浄化槽の破傷、保守・メンテナンスはしやすい位置か、各種メーターは検針しやすいか、給湯器の点検はしやすいか
屋内部分
土台・床組の腐朽・サビ・蟻道・床沈み、柱、梁の腐朽・サビ・蟻道・割れ、傾き、巾木・まわり縁・クロスなどの著しい損傷、床のクッションフロア・フローリングの著しい損傷、傾き、壁(室内側)の腐朽・雨漏り・目地破断・蟻害・サビ、天井、小屋組の腐朽・サビ・はがれ・たわみ・雨漏り・蟻害・割れ、階段の沈み・腐朽・サビ・蟻害・割れ
建具
玄関建具の隙間・開閉不良、雨戸、網戸のサビ・建付不良、窓枠、戸袋等の木部のサビ・雨漏り・コーキング不良、内部建具の隙間・開閉不良・破損、鍵・クレセント・ドアストッパー
屋内仕上げ、設備
玄関のタイル破損、下駄箱・玄関収納の不良、廊下の床鳴り、傾き、台所の水漏れ・腐食・割れ、収納庫・コンロ・フード・食洗器などの異常、トイレの便器・タンク周りの水漏れ、給水管、水洗器具の水漏れ・赤水・パッキングの異常、排水管・トラップの水漏れ・詰まり・悪臭、台所シンク、洗面設備の水漏れ・割れ・腐食、トイレの便器周りの水漏れ・水洗タンク周りの水漏れ、浴室のタイル等の割れ・ジョイント部の割れ・ジョイント部の隙間、ガス管のガス漏れ・劣化、給湯器の水漏れ、ガス漏れ・器具の異常、換気設備の作動不良、シックハウス対応、電気設備のスイッチ作動不良・スイッチ破損・コンセント破損

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2012年12月 9日 (日曜日)

SRC蓄熱式温水床暖房の効果は!

 我が家の建て替えのため、今、南向きの陽当たりの良いマンションに仮住まいしているが、南側の部屋は確かに暖かいものの、北側の部屋は当然ながら寒い。
 逆に猛暑の夏は、南側の部屋はクーラーを一日中稼働させる必要があった。
 

 蓄熱式温水床暖房の住宅展示場で、2102mg_0899
 「部屋によって寒暖の差がある家は欠陥住宅だ」と教えられたことが、「SRC基礎蓄熱式温水床暖房」を採用した我が家を注文する切っ掛けだった。

 「SRC基礎工法」は、風呂と玄関、土間を除く1階全部を温水蓄熱式の床暖房であり、基礎内部に配管し、温水を流して蓄熱体(大量のコンクリート)を温める工法だ。
 よって、トイレ、洗面所を含め1階のリビング、和室など全てが暖かいはずだ。
 我が家の基礎工事の工程を観察したが、約1.50メートルも基礎の厚みがあった。

 また、基礎の床下に空洞がないため、家具や冷蔵庫、ピアノなど重いものを置く場所を気にする必要がなく、飛び跳ねても振動が伝わらない。
 さらに、床構造に木を使用している箇所が少ないのでシロアリなどの害虫による被害をシャットアウトするという。
 
 引き渡しは、今月19日大安を予定しているが、ここでの生活が楽しみなことだ。
 蓄熱床の暖房・冷房効果やランニングコストなどのことも、生活してから徐々に紹介しようと思う。
 きっと、メリット・デメリットが多くあるはずだ。

SRC基礎の蓄熱式温水床暖房
一般的な温水床暖房
温水温度
50℃以下
  温度設定が低く省エネルギー
60℃以上
設定温度が高くエネルギーのムダ
床表面温度
約23℃
(体が接していると28~30℃になる)
ほどよい暖かさを維持
25~30℃
(体が接していると40℃になる)
  床が暖まりすぎ、熱いくらい
室温
約21℃
熱効率がよく床全体の温度が安定
8~20℃
配管や室内の家具調度品により温度がまばらになる
範囲
一階の床全て可能(一階全室床暖房) 部屋ごとで部分的な床暖房
コスト
ランニングコストだけでなく、
他と比べてイニシャルコストも安い
システムによって、価格差があるが
全体的に高額となる

2102_0611

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2012年11月 2日 (金曜日)

チャンネルサポートシステム

 武蔵村山の「ダイヤモンドシティ」の街中を歩いていると、ガラス棚を利用した、なかなかセンスがいい店舗に目が留まった。
G_04010611_3
 家を建て替え中だが、そのときの進捗状況に合わせて家関連の関心事が移っていくものだ。
 今は、天井や壁にボードが貼られる寸前であり、内装や家具、エアコンや冷蔵庫などの電化製品を検討中だ。
 そんなおり、ガラス棚を使ったインテリアに目が留まったのだ。

 そのガラス棚をデジカメに写し、その足でDIYショップ「ジョイフル本田」に向った。
 案内人に写真を見せると簡単に見つかった。
 この商品名は「チャンネルサポートシステム」と言い、日本語では「穴掛け式棚等設置機能用基礎支柱」となる。201210310767
 この基礎支柱は厚みがあり、そのまま取り付けるとステンレス柱が目立ってしまうので壁に埋め込む必要がある。
 となると素人では無理。
 直ぐ建築会社に電話確認すると、「厚みはボードの厚さと同じなので埋め込めば隠れる」という。

 ガラス棚の部材売り場で、チャンネルサポート基礎支柱4本のほか「専用の取り付けねじ」、「水平ガラス棚ブラケット」「強化ガラス」を購入し現場に運んだ。

 このガラス棚は「壁掛けテレビ」の周辺に取り付け、人形やミニ観葉植物などの小物類を飾りたいそうだが、きっと、ショーウインドーのようなセンスのいい壁面にしてくれると期待している。

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2012年10月28日 (日曜日)

「ホームシアター」のいろはを勉強中

 「ホームシアター」のアンプは、ONKYOTX-NR717(B)7.1ch対応AVレシーバーがいいと紹介された。
 理由は、HDMI端子入力8/出力2系統装備であること。
 
 簡単に言うと、HDMI端子出力が2系統あると、壁掛けテレビとホームシ109アターのプロジェクターを同時にアンプにつなぐことが出来る。
 1系統を2系統にする分配器もあるが薦めることは出来ないという。
 まだこの程度の知識だ。

 家を建て直し中だが、唐突にリビングに「ホームシアター」を造りたくなった。
 計画性がない場当たり的な性格が出てしまった。
  設計段階で決断をしていれば、これに合わせた間取りにしたり、プロジェクターやスピーカー取り付け箇所を補強したり、埋め込みにしたりと、いろいろあるが今となっては仕方ない。

   夫婦とも大した趣味を持たないが、映画鑑賞だけは唯一共通している。
 それに、いずれ家に居る時間が長くなるのは目にみえている。
 そんなとき、「ホームシアター」があれば、多少は充実した生活になるはずだ。
 よって、直ぐには造らなくても、建築中に隠匿配線などの準備が必要になる。
 壁や天井が隠れる数日前の決断だった。02

 プロジェクターなどの「ホームシアターシステム」は後日検討すればいいが、配線は目立たないように天井裏や壁に埋め込む必要がある。
 
 数日後には、防音効果が高い断熱材アクアフォームが壁や天井に充填される。

 そこで、秋葉原で唯一、視聴室がある「アバック」でカタログを入手するなど情報を仕入れた。
 まず、スピーカーコード60メートルとHDMI端子の10メートルケーブルを購入した。
 その他、配線図、プロジェクターやスピーカーの設置場所の補強等々を一気に勉強する。
 部屋の広さから計算して100インチ、出来れば120インチのスクリーンを置きたい。これも、プロジェクターのズーム機能の性能で制限される。
 ジックリと一年計画で、手作りするつもりだ。

Hc6800_distance

プロジェクターの位置
   天井に設置するのが理想であり、それなら、天井の補強、電源、HDMI端子。
AVコントロールの位置
 サラウンドアンプやプレイヤー、チューナー等を置く場所を決める。
 HDMI端子やスピーカーなどの全ての配線が、ここに集まることになる。
スピーカーの設置位置
 壁内に隠匿配線にして、後方、フロントスピーカーはスクリーンの横サイドに設置。センタースピーカーやウーファーのコードも必要になる。
遮光カーテンの設置
 プロジェクターは光が弱点だ。
 我が家は、一階は全て電動シャッターで暗くなるが、吹き抜けの二階部分には大きな窓ガラスがある。これには暗幕を付ける以外にない。

アバック 秋葉原本店  
 〒113-0034 東京都文京区湯島3-14-9湯島ビル1F 
  http://www.avac.co.jp/

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2012年9月30日 (日曜日)

非常に強い台風17号、日本列島縦断中

   台風17号(ジェラワット)の影響か、東京、品川付近に小雨がぱらつき始めた。
 今日30日は日曜日だと言うのに仕事だ。
 午前中に外まわりの用を済まそうと早めに動いたが、もう台風の影響だろうか。

 心配なのは建て替え中の我が家のこと。
 屋根は、ほぼ完成したが外壁はまだ張られていない。
 ビニールシートで囲ってはあるが、風で飛ばされることも考えられる。
 影響がないことを祈るだけだ。

  ※「ジェラワット」:名づけた国はマレーシア。淡水魚の名前を意味する。

121700

 台風17号=列島縦断    2012年9月30日
 2012年9月30日18時30分発表
  強い台風第17号は、30日17時には鳥羽市の南南西約50kmにあって、北東へ毎時45kmで進んでいます。
 中心気圧は965hPa、中心付近の最大風速は35m/sです。
 この台風は、1日3時には岩手県に達し、1日15時には千島近海に達するでしょう。その後、温帯低気圧に変わり、2日15時には千島の東に達する見込みです。
 台風周辺地域および進路にあたる地域は暴風や大雨に、台風の進路にあたる海域は大しけに厳重な警戒が必要です。次回の台風情報は、30日19時30分の予定です。

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2012年9月29日 (土曜日)

安心感高まる「制震ダンバー」設置

 建替え中の現場に行くと、あちらこちらの柱に「制震ダンバー」がセットしてあった。
 なんとなく安全・安心が高まった気がした。Img_0643

 
 昨年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)」以降、国民の震災への関心は高まっている。
 特に、東京地方には4年以内に70%の確率で直下型地震が起こるとされ、従来の想定を上回る震度7の揺れが東京を襲う可能性が高いと指摘されている。
 多摩地区には、立川断層も走っている。
 きっと、それなりの揺れを覚悟すべきなのだろう。
 だからと言って、何処かに逃げるわけには行かない。
 用意万端整えて迎え打つ以外にない。

 一般住宅の「耐震基準」は、昭和56年6月以降に建築確認された住宅は、新基準を満たしているはずとされるが、昨年、3.11以降は、更に独自の耐震構造をアピールする建築会社や工務店が多くなっているという。
 我が家が依頼した会社でも、地震に強いSRC基礎(蓄熱床工法)と、更に要所要所にダンバーを入れて耐震能力を高めていることをアピールされた。

 我々ユーザーは、これを信頼して、必ずや大丈夫だろうと期待する以外にない。
------------------------------
 株式会社トキワシステム【制振装置】αダンパーEXⅡの効果

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2012年9月26日 (水曜日)

家の「造作は用なき所を作りたる」吉田兼好

 家の「造作は、用なき所を作りたる」と、吉田兼好は千年も前に語っている。
 この意味は、家にはムダと思える所や、遊びの空間を造ることで、日々の生活を楽しむ喜びや余裕が生まれるということであろう。15_r06
  日本人の住まいに対する繊細な思いが今に伝わる言葉でもある。
 誰しも住まいには、安全・安心・快適さの他に、そこに住む人の心の遊びがあってもいいはずだと思う。
 今回、家を注文するに当たって、吉田兼好が千年も前に徒然草に記録した、 「家の作りやうは、夏をむねとすべし」と「造作は、用なき所を作りたる」を多少なり意識した。

 この「造作は、用なき所を作りたる」の現代風の箇所としては、吹き抜け、玄関の広さ、土間、床の間、神棚、ロフトなどを提示したが、今回は「ニッチ(niche)」と言う壁の凹っこみを取り上げた。
 「ニッチ(niche)」とは、今回初めて知った言葉だが、壁を凹状にくりぬいた棚のことで、花や絵、彫刻などを収めるための飾り棚として利用される。
 住宅展示場の見学で、最近知ったことなので自慢するつもりはない。

 「ニッチ」を造る場所は制限されるので、設計図面を読み取る知識が必要だ。
  まず、筋交い(すじかい)に影響しない場所を選定する必要になる。
 我が家では、玄関を入って最初に目につく場所にインパクトが欲しいと思ったことがキッカケだったが、玄関、リビング、二階の階段を登ったところに造ることにした。

 果たして、どんな遊び空間インテリア効果があることやら・・・・
 「見るも面白く、万の用にも立ちてよし」となるか。
 

徒然草第55段
 原文
 家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。
 暑きころ、わろき住居は、堪へ難き事なり。
 深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、遥かに涼し。
 細かなる物を見るに、遣戸(やりど)は、蔀(しとみ)の間よりも明し。
 天井の高きは、冬寒く、燈(ともしび)暗し。
 
 造作は、用なき所を作りたる、見るも面白く、万の用にも立ちてよしとぞ、人の定め合ひ侍りし。 

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家の「造作は用なき所を作りたる」吉田兼好

 家の「造作は、用なき所を作りたる」と、吉田兼好は千年も前に語っている。
 この意味は、家にはムダと思える所や、遊びの空間を造ることで、日々の生活を楽しむ喜びや余裕が生まれるということであろう。15_r06
  日本人の住まいに対する繊細な思いが今に伝わる言葉でもある。
 誰しも住まいには、安全・安心・快適さの他に、そこに住む人の心の遊びがあってもいいはずだと思う。
 今回、家を注文するに当たって、吉田兼好が千年も前に徒然草に記録した、 「家の作りやうは、夏をむねとすべし」と「造作は、用なき所を作りたる」を多少なり意識した。

 この「造作は、用なき所を作りたる」の現代風の箇所としては、吹き抜け、玄関の広さ、土間、床の間、神棚、ロフトなどを提示したが、今回は「ニッチ(niche)」と言う壁の凹っこみを取り上げた。
 「ニッチ(niche)」とは、今回初めて知った言葉だが、壁を凹状にくりぬいた棚のことで、花や絵、彫刻などを収めるための飾り棚として利用される。
 住宅展示場の見学で、最近知ったことなので自慢するつもりはない。

 「ニッチ」を造る場所は制限されるので、設計図面を読み取る知識が必要だ。
  まず、筋交い(すじかい)に影響しない場所を選定する必要になる。
 我が家では、玄関を入って最初に目につく場所にインパクトが欲しいと思ったことがキッカケだったが、玄関、リビング、二階の階段を登ったところに造ることにした。

 果たして、どんな遊び空間インテリア効果があることやら・・・・
 「見るも面白く、万の用にも立ちてよし」となるか。
 

徒然草第55段
 原文
 家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。
 暑きころ、わろき住居は、堪へ難き事なり。
 深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、遥かに涼し。
 細かなる物を見るに、遣戸(やりど)は、蔀(しとみ)の間よりも明し。
 天井の高きは、冬寒く、燈(ともしび)暗し。
 
 造作は、用なき所を作りたる、見るも面白く、万の用にも立ちてよしとぞ、人の定め合ひ侍りし。 

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2012年9月21日 (金曜日)

山形では「棟上げ」を「建ち家」と言った。

 山形県庄内地方では「棟上げ」のことを「建ち家(たじや)」と言った。
 果たして、今でも「たじや」或いは「たぢや」で通じるのだろうか。Img_0620
 我が家は夫婦とも、庄内出身であり、当然ながら「建ち家」と呼んでいる。

 先日の大安吉日、我が家の立て替えで、一般的には「棟上げ」とも「立前(建前)」ともいわれる行事が行われた。
 
  これに立ち会うため仕事を休んだものの、朝から小雨で「建ち家」をやるのか心配していたが、雨の合間をみながらクレーンを使っての荷揚げと組み立て作業が進んでいた。
  午前でほぼ一階が建ちあがり、午後は二階に進み、夕方にはほぼ家の形が見えてきた。
  一階に入ると間取りや広さが実感できた。
 連れ合いは毎日この現場に、午前10時、午後3時、午後6時の三回顔を出しているが、そのたびに進捗しているところを確認できて楽しみだという。
 家を建てるとは、こんなものであろう。
  朝の雨が打ち水となって、やや気温が下がり職人の皆さんも働き易い陽気に思えた。

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