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2018年9月 4日 (火曜日)

トランプ大統領の真珠湾発言に想う

 今年6月、ホワイトハウスで、トランプ大統領が安倍晋三首相と会談した際、通商問題協議に関連して「真珠湾攻撃を忘れないぞ」と言われたとか?。00000000bo1204203200__2きっと、奇襲作戦のことを言いたいのだろうが、いつまでネチネチしているのか。
 ご存じのように、戦前、日本の周辺のアジア諸国は、白人の植民地支配下にあり、かつ、ABCD包囲網で完全に追い詰められた状態でした。そこで、「座して死を待つよりは、出て活路を見出さん」と開戦を決意し、真珠湾攻撃を敢行していますが、これをアメリカ人は、いつまでもネチネチと語っていると見かけます。
 当時、中国空軍に偽装した米軍の爆撃機「フライングタイガーで日本本土への空襲」を計画していたことからも、事実上、米国は日本に宣戦布告していたのです。
 それに、日露戦争後には、黄色人種の脅威論・黄禍論が高まり、将来起こり得る日本との戦争へ対処すると、アメリカ海軍の戦争計画である「オレンジ計画」が策定されており、着々と日本との戦争準備を始めていますから恐ろしいことです。
 また、日本に対する挑発行為のとどめとして、ハル・ノートや禁輸措置がよく挙げられますが、実際は、アーサー・マッカラム少佐が作成した、日本を挑発して米国に対し明白な戦争行為に訴えさせるための、「マッカラムの覚書八項目」の提案も強力でした。同少佐を信頼するルーズベルト大統領も、この覚書に沿って日本を戦争に追い込んだと言われています。トランプ大統領がどのような経緯や意図で、真珠湾攻撃を語ったかは知る由もありませんが、日本側も直ぐにこのような反論をしておくべきです。
日本を対米戦に導くと考えた8項目
A 太平洋の英軍基地、特にシンガポールの使用について英国との協定締結。
B 蘭領東インド内の基地施設の使用及び補給物資の取得に関するオランダとの協定締結。
C 中国の蒋介石政権に可能な、あらゆる援助の提供
D 遠距離航行能力を有する重巡洋艦1個戦隊を東洋、フィリピンまたはシンガポールへ派遣すること。
E 潜水戦隊2隊の東洋派遣
F 現在、太平洋のハワイ諸島にいる米艦隊主力を維持すること。
G 日本の不当な経済的要求、石油に対する要求をオランダが拒否するよう主張。
H 英帝国が日本に対して押しつける同様な通商禁止と協力して行われる、日本との全面的な通商禁止。

マッカラムの戦争挑発行動八項目覚書

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