« 韓国は、竹島問題を遠ざける作戦だ | トップページ | スバル「アイサイトVer3 」に熱い視線 »

2015年11月19日 (木曜日)

テロ対策に「大阪城の火事」の教えを

  「大阪城の火事」の逸話は、冬のある日大阪城の秀吉は側近に「今日は、風が強いから火事に注意しろ」と指示したそうです。その言葉は側近から大老に、大老から奉行に、奉行Tero_123から火の番にと間違いなく末端まで伝わった。
 伝わったはずだったが、それでも火事が起こった。
 それでは、秀吉の指示は末端まで伝わっていたのに、何故火事が起こったのか?・・・・それは、誰もその指示に加えて、「火の番を増やせ」とか「水桶を用意しておけ」、「見回り回数を増やせ」などと具体的な指示をしなかったことと言われています。
 各責任者は、自分の立場で咀嚼して下に指示すべきなのです。
 さて、今回のパリの同時多発テロ報道を見ますと、日本国内でも有りうると誰でも表面的には心配しています。しかし、自分の周辺で発生するとは誰も考えていないのが現実のようです。
 先日も舛添都知事は、ラグビー・ワールドカップ、東京五輪・パラリンピック警備において、東京の名誉にかけて全力を挙げると意気込み示した他、警視庁でも東京湾でのテロを想定した対策訓練を行い、準備万端の状況をアピールしていました。
 それはそれで良しと思いますが、いざ末端組織の市町村など自治体や地域住民は、そこまで危機感を強めているかは、甚だ疑問に思うものがあります。
 上と下で、温度差が有り過ぎるのです。
 小生が勤める多摩地域の責任者に、「テロ対策は何か考えていますか」と質問したところ、「この辺りは、特に心配することはないでしょう」と実にノンビリした返答でした。 そこで、嫌がられることを承知の上で、近所の某外国大使館に勤めている人の具体例や人が集まる場所、多摩湖など水道施設など地域で重要な施設を例示して、「そのような人材が拉致や諜報の対象にされたり、重要施設が農薬や爆発物で攻撃されたら大変なことになりますよ」と語ってしまいました。すると、少しは考えたようですが、ピンと来ていないことは表情からも見て取れました。
 そこで思ったのが、秀吉の逸話「大阪城の火事」でした。
 都知事も警視庁もトップらは形だけ心配して、「テロに注意する」と意気込みを示しても、中間組織や組織末端の職員一人ひとりまでが単に「テロに注意する」、更に住民も単に「テロに注意する」とオウム返しの言葉だけを伝達しても、何も具体例を発想することは出来ないのです。
 せめて、危険物を扱う施設、毒物・薬物の販売店や取り扱う工場の把握、交通機関や施設の放火、テロリストのアジト拠点に使用されるおそれがあるアパート・マTero_countmatchンション、空き家などの把握や警戒強化の要請、防犯カメラ設置予算の確保など、具体的に動いて欲しいものです。もちろん民間レベルでも、ドライブレコーダー取付け、不審情報の通報依頼等々いくらでもあるはずです。
 19日には、府中市の警察大学校で「テロ対策東京パートナーシップ推進会議」が開催され、池上彰さんも講演したそうですが、官民連携によるテロ対策は重要です。(右イラストは警視庁HPから)

|

« 韓国は、竹島問題を遠ざける作戦だ | トップページ | スバル「アイサイトVer3 」に熱い視線 »

03  紹介しておきたい話」カテゴリの記事