世界一辛い『硫黄島唐辛子』は凄い。
先日、硫黄島に派遣されている知人が帰宅した際、硫黄島で採取し自分で作ったという『硫黄島唐辛子』を一本貰った。
この唐辛子は、硫黄島に自生している「キダチトウガラシ(ナス科)」のことだが、作り方は簡単で、乾燥させて種を取り除きミルサーに10秒位にかけるだけだそうだ。
「世界一激辛だからかけ過ぎないで・・」と注意されていた。
夕飯時に、庄内名物の芋煮汁に一振りしたが、市販の唐辛子5回以上振りかけたほどの辛さが咽喉の奥まで広がった。
そして、ジンわりと風味が広がり激戦の地に思いを馳せた。
硫黄島は言わずと知れた激戦の地だった。
昭和20年の戦争末期、米軍第五艦隊(戦艦・空母など800隻)、兵力7万2千名という豊富な物量と火力で上陸する米海兵隊に対し、硫黄島守備隊約二万名が、栗林忠道中将の指揮の下に善戦敢闘した。
現在、硫黄島には海上自衛隊250名前後、航空自衛隊約百数十名が配属する。
任務は施設の維持・管理、航空団の移動訓練、給油、気象観測、米軍艦載機の「NLP(夜間連続離着陸訓練)」支援など・・・・・・・・毎日は単調で味気ないが、余暇を利用して作ったのが唐辛子だという。
また、厚生労働省が主催する遺骨帰還事業も進められ、今後の予定では、滑走路の下を掘り起こしても遺骨収集作業が行われるらしい。
GoogleMapによる航空写真https://www.google.co.jp/maps/@24.7801982,141.3317648,5476m/data=!3m1!1e3
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