マスコミは、弱者に強く強者に弱い!
マスコミも、新聞社経営の孫、人権派弁護士の子女の猟奇殺人となると、気後れするのか日頃の勢いは消え失せ、早期終息を急ぐ報道を繰り返す。普段は、加害者の親や家族達に遠慮なくカメラ・マイクを向けて晒し者にするのに、この違いは何だ。
佐世保市で同級生を殺害した犯人の女子生徒は接見した弁護士を通じて、「父親を尊敬しており、再婚に反対した事実は全くない」、継母にも「新しい母が来てくれてうれしかった」、被害者についても「仲の良い友だちだった。本当に良い子だった」などと発表したと報道された。
お抱え弁護士に言わせたのだろうが、
まるで、殺人者の言いなりの情報操作報道ではないか・・・・・
第一、父親を金属バットで殴りつけて、家を追い出されたのに、「尊敬している」は辻褄が合わない。
このようにマスコミは、犯人の言い分を一方的に垂れ流し、これまでの報道に対する反論までさせる。そして、お抱え評論家には事件は100%防げたなどと行政を批判させる。犯人女子生徒の名前や家族関係は一切報道しないのに、殺された被害者のことは、あることないことを垂れ流す。
オカシイと思わないのか・・・・・
しかし、現代のネット社会はマスコミが隠せば隠すほど、隠そうとする情報を流出させるバランス感覚が働いている。
それは、マスコミの犯罪被害者に関する配慮のない報道への反発であり、更に今回の事件のように、マスコミ関係者の孫、人権派弁護士の子女の猟奇殺人事件ともなると、気後れするのか、身内を庇う心理からか、日頃の勢いは全く消え失せている。
この、腰の引けた、へ垂れ報道に対する反発が強いのだ。
いつもの事件なら、自宅前から生中継したり、隣近所にコメントを求めたり、勤め先まで関係者を追い回し、それと分かるような取材や撮影をするのに、今回は一切これを避けている。
マスコミは、正に弱者に強く、強者に弱いダブルスタンダードだ。
片や、被害者は殺害され反論は出来ないうえ、マスコミや左翼の天敵にされている海上自衛隊員の子女ともなれば、勢い身内や弁護士サイドに味方した内容で報道する。
実に分かり易い。
しかし、人間、隠せば隠すほど、何故隠すのか覗き込む心理が強くなり、野次馬根性、覗き見根性が丸出しとなるものだ。
小倉智昭氏が「とくダネ!」(フジ)で、「匿名でネットにあげる情報が、ここまで報道と差があっていいのか?」と批判したらしいが、「特定のフィルターがかかった報道を誰が信用するか」との意見が強い。テレビ、新聞などへの不信感は、一層強くなった。
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