面白い!他職種でも採用の価値は?
「育短」中の二人の女性警察官が交互に勤務して、一つの交番を開けるという。
この方法は、働く女性の育児と仕事の両立, 子育て家庭の経済的支援、職場復帰をスムーズに促すなどの施策として、いいアイデアと思う。他の職種でも、育短同士でカバー出来る業務があったなら、試行実施の機会や価値はあるのか、ないのか。
育短中の女性は、何かと肩身の狭い思いをすると聞く。
かつて、通常の職員と育短中の職員がダブった状態の中で仕事をした時期もあったが、通常職員が育短中職員の勤務形態に十分な配慮をしていたと言われると、甚だ疑問だ。その点、その業務が皆育短中の職員なら、勤務時間の調整などお互いに理解して割り切った運用が出来るはずだ。
問題点として、同じ職場に似たような、条件、環境、能力、希望する職員が存在するかだが、その点、警察なら配置換え、人事異動などで工夫ができる余地があるのだろう。
はたして、この方法を採用できる他の職業はあるのだろうか。
数人の店員でカバーしているところとして、コンビニや牛丼店、キオスクなどを思いつくが、パートや派遣が主な労働力のところは有り得ないと見るし、また公民館を利用する機会が多いが、このような施設の運用も見ていると、まず採用はなさそうだ。
その点、警察署の交番や駐在所には、絶えず空き交番解消問題が付きまとっているが、静岡県警の並立任用制度も、その一時凌ぎの解消策の一案ではなかろうか。
それでも、このような制度を導入できるところは、極めて恵まれた職種だけと思ったほうがいい。
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2人で1人分の仕事 静岡県警、育短の並立任用導入
http://www.at-s.com/news/detail/1141959457.html
2014/8/19 11:00)
静岡県警は9月から、育児中の女性警察官の職場復帰を後押しするため、育児短時間勤務(育短)の警察官2人で1人分の仕事を分け合う並立任用制度を、全国の都道府県警で初めて導入する。県警では時短勤務者が不在になる間、同じ職場の警察官が補う体制を取ってきた。新たに2人でフルタイム をこなす仕組みを整えることで、事案への対応力を保ちつつ出産に伴う退職の抑制を図っていく。
第1弾として、県内警察署の交番で1組の並立任用を実施する。平日週3日勤務、そのうち1日を半日
(約4時間)勤務とする2人がペアを組む。交番内の一定区域を受け持つ外勤職で、2人のいずれかが日中、常に出勤する。
県警警務課は、同じ職場の警察官が補う従来の仕組みと比べて、「地域事情に精通した警察官が対 応できる時間が増え、市民の安心感の向上につながるのでは」としている。
※全文は元サイトでどうぞ
静岡新聞
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