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2014年7月31日 (木曜日)

大阪府警5年間で8万件計上せずに想う

  「数字は嘘を付かない。しかし、人間が数字に嘘を付かせる」、或いは、「数字はウソを付かない。しかし、ウソつきは数字を使う」とも言われる。0_shishishinchu
 その嘘の数字が「獅子身中の虫」として一人歩きして、自分も組織も崩壊に導くこともある。
 よって、数字の嘘は極めて悪質だ。
 20数年も前だが数年、数字を扱う業務を担当していた頃を思い出した。当時上司から、「間違ったデータは、組織を崩壊に導くこともある」、「単純な事務仕事だが大切な業務だ」と指導されたし指導もしてきた。
 基本となる数字が間違っていると、他のことまで影響し組織全体の信頼感を無くす。ご商売の方は仕入れや売り上げ数字、会社や金融機関なら日々の決算報告、国会議員なら政治資金の収支報告、人数把握が必要な職場は一人増えても減っても大変なことだ。

 大阪府警が2008~12年の5年間に認知した事件の約1割に当たる計8万1307件に管内全65署が過少申告に関係し当時の刑事部刑事総務課長や署長ら89人に注意処分、統計担当ら179人に業務指導をしたという。0000kekka1
 体感治安を左右すると言われる街頭犯罪8手口 (ひったくり・路上強盗・自動車盗・オートバイ盗・自転車盗・車上ねらい・部品ねらい・自販機ねらい)のうち、主に自転車盗や部品盗、車上狙いの発生件数を調整したようだ。    
 それぞれに一定の基準があるのだろう。
 しかしだ。
 駅前などの放置自転車が盗難に遭う率が高いことは誰でも知っているし、盗難に遭っても被害届を出さない例は5割を超すとも言われている。理由は、「届けても、どうせ・・・」と言う気持ちが根底にある。よって、自転車盗が年間1万件増えようが減ろうが、体感治安に影響しない。000000000image
 それより、このような不信感が体感治安に更に悪影響することに、何故、気付かないのだろうか。
 それに、警察官の定員や人員配置は、管轄区域の広さや住民人口の他に、犯罪や交通事故の発生件数、110番の入電件数などの基礎データから警察官一人当たりの負担率を計算して決められると聞く。
 この数字に嘘を付かせることは、正に自分で自分の首を絞めることになる。
 統計担当者らに、どんなプレッシャーがあったか知らないが、一時的に自己満足か点数稼ぎの心理から数字を操作しても、住民、国民は誰も喜ばない
  日本人は、「生真面目」、「細心」、「緻密」、「勤勉」、「従順」、「几帳面」、「清潔好き」などと評価されるが、それがハッキリと見える形で現れるのが、正確な数字、時間の厳守、公共のマナー、街の安全、公共施設の清潔感などであろう。
 その基本数字に嘘を付かせることは、日本人の良さにも誤解を与えてしまう。
 最後に、舛添都知事の「90%以上の東京都民は韓国が好き」という嘘などトンでもないことであり、大阪府警のことも、人間が数字に嘘を付かせた典型だ。

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