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2014年3月 9日 (日曜日)

神奈川県警にあって警視庁にない物?

 先日、都議会でおときた駿(音喜多駿)議員が「神奈川県にはあって、東京都の交番にないものって ? ?」などと、謎かけのような質疑をした。
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 さて3月7日、警視庁では都民サービスの一環として電子掲示板を有楽町駅前・東京駅・八王子駅前等の交番6カ所に設置した。この掲示板電子化の試みは全国初らしいが、遅れているのは交番のIT化(情報システム化)だ。
 神奈川県警や埼玉県警では、すでに「交番等ネットワーク化」に予算化され、交番のIT機器の設置が進んでいるそうだが、警視庁は一台もないそうだ。
 このIT時代に、都市伝説にも等しい話しで、時代錯誤もはなはだしい。
 このため、落し物の問い合わせを交番にしても回答が出来ない。
 つまり、近くの交番や警察署に既に届いていた場合でも、情報が共有化されていないために直ぐには分からないのだ。これでは、事件発生に際しても、犯人の人相着衣や指名手配犯の情報などの視覚に訴えた手配は難しくなる。一般企業ではIT化が高度に進み、情報発信と共有化は生命線と言われているのに、情報共有の最先端を走るべき組織がこれでは都民の期待と信頼を得ることは難しいのでは・・・・・・
 警察組織は、2010年の公安部外事第三課員の国際テロ組織情報漏えい等々の情報漏えい問題で組織全体がトラウマになったのであろうが、それと事務の効率化や都民サービスと同一視することは可笑しい。

  この現状を憂慮したおときた駿都議会議員(29歳)は、「神奈川県にはあって、東京都の交番にないものって? ?」などと、「交番」の問題点を取り上げた。Prof03
 これに対して高橋警視総監は、
・交番はセキュリティ上の問題があるが、
・整備によって業務の合理化や効率化など、警察活動の充実・都民の利便性につながる。
・コンピュータ端末整備の検討を進め、平成26年度に調査研究のための予算をお願いする。と答弁した。
  果たして、交番の情報システム化は数年中に進むのだろうか。

 交番のセキュリティを向上させるには、まず統廃合してでも「空き交番」を無くすことや、交番施設にもある程度の堅ろう化が大切となる。警視庁の交番は、他県の交番と比較して規模が小さく貧弱で無防備すぎるところが多い。きっと雨や風を凌げればいい程度の考えなのだろうが、勤務する人間を大切にしていない思想が見えて来る。

 もっとも、都民から交番設置の希望が多い駅前や繁華街は地価が高騰し、理想的な敷地面積の確保が難しいのだろうが、東大和警察署管内で見るなら、来客用駐車場設置や一定の広さがある「けやき通交番」並みの施設にすること。

 それから、他県では交番の入口を閉めて勤務しているが、都内は入口を解放していることも改善すべきだ。パソコンやノートPCは一台紛失しても被害は甚大と認められ、そこあたりから意識の改善が必要ではないか。
 一都民から見て、入口を閉めていようが開いていようが、さほど違いはない。
 それより、交番の存在で防犯効果をより高めるなら、全ての交番や駐在所に外周の交通の動きを映して記録する「防犯カメラ」を早期に設置すべきであろう。
 駅など公共施設や商店街に設置を推進する防犯カメラを、その大元である警察が設置していないのでは、矛盾している。
 人間の記憶には限界があるが、機械は間違いなく記録する。
 警察・消防委員のおときた駿議員は、この点も問題にしたらどうだろうか。

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