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2014年2月24日 (月曜日)

川崎駅脱線事故原因は「人間の怠る心」

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 「事故や不祥事、トラブルは絶対にゼロにできない」、それは人間の、焦る心腐る心威張る心怠る心が起因しているからとされる。人間は急いでいたり面倒だと思うと、横断禁止や赤信号でも平気で渡る。しかし、そこを通行するドライバーには交通ルールを守ることを期待する。Photo
 実に勝手な動物だ。
 例外はない。
 よって、事故や不祥事、間違いはゼロには絶対に出来ないと断言できる。
 23日午前1時10分頃、JR川崎駅北口自由通路の新設工事に伴う杭打ち建設用軌陸型運搬機(軌陸車)に京浜東北線の回送電車が衝突し、先頭車両と2両目が脱線した。この資材運搬重機の作業員は、「別の路線と間違えて、京浜東北線の線路に重機を入れた」と語ったらしいが、今まで大きな事故にならなかっただけで、この程度のミスは、この工事の関連会社ではいつものことだったのであろう。
 「1:29:300の法則(ハインリッヒの法則)」でいうヒヤリ・ハットは見逃していたはずだ。
 しかし、関係者は言うであろう。
 「いつもは基本を守っていた」、「この時は不幸が重なった」、「全員がウッカリしていた」などと言い訳することは目に見えている。
 次に、この事故で考えられるミスを何点か列挙すると、
■現場責任者や線路閉鎖責任者(通称「線閉」)は何をしていたのか。
■現場責任者はJRへの線路立ち入り許可をとったか。
■作業開始直前の通称「B点呼」は全員で実施し工事手順を確認したか。
■当日の「列車ダイヤ」は確認はしたのか。
■なぜ、列車間合い作業の原則を破ったのか。
■列車見張員(通称「列見」)は何人いて何をしていたのか。
■「列見」の目視による最終確認と工事関係者への連絡、或いは信号炎管による列車停止合図による列車防護措置をとったか。
■列車接近警報情報(通称「TC列警」)は全員が携帯していたか。
■監督責任があるJR東日本横浜支社は現場の指導監督や安全衛生パトロールを励行していたか。
 などを指摘できるし、いずれにしても初歩的ミスが重なったことを推測出来る。
  (専門用語を使用したが、関係者は普通に使う言葉だ。調査・捜査・取材陣も、この程度の知識を持って聞き取りが大切だ。「建築限界」の知識も必要か)

 そして、これらの一点でも完全に履行していたなら、この事故は防ぐことが出来たはずだし、1999年2月21日午前0時15分頃、大崎~恵比寿間で発生した「山手貨物線触車事故」で作業員5人が死亡した教訓など全く忘れていることは確かだ。

 下の写真の作業員や列見の制服姿やヘルメットを見れば、概ね何処の会社が事故に関係していたか推測できるが、いずれにしても、これらの会社はJRや国民からの社会的信用を失墜し、それなりの仕打ちを受けることになる。
 そして最後に想う。
 どんなに素晴らしい安全規則や資器材を作っても、それを現場で履行しなかったら、「絵に描いた餅」と同じだ。今後の課題は、トップから現場の一人ひとりまで「人の命を運ぶ使命と責任を自覚」し、事故防止の万全を期して欲しい。
 冒頭に「事故は絶対にゼロにできない」と絶望的に書いたが、マニュアルや規則の遵守、資器材の効果的活用、監督者による繰り返しの指導教養、現場作業員の相互チェックと責任の自覚によって、安全を最高度に高めることは可能だ。

■推定される関係者
(1)工事管理者~鉄建建設(株)
(2)工事管理者(保安担当) ~(株)大林組
(3)線閉責任者~鉄建興産(株)
(4)重機安全指揮者…ヤドカリ専任の誘導員~シンテイ警備(株)
(5)軌陸車運転者…ヤドカリのオペレーター 恵比寿機工(株)
(6)列車見張員~シンテイ警備(株)
(7)主任運転士~浦和電車区
(8)車掌~浦和車掌区

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