見えて来た「都知事選候補の顔ぶれ」
東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)には自薦他薦の候補者が浮かんでは消えているが、年が明けたらボンヤリだが見えてきた。
先に手を挙げたのは日弁連の宇都宮けんじ氏、まだ態度が見えない舛添要一氏、東国原英夫氏、食指が見えてきた日本維新の会のアントニオ猪木参院議員、更に、元航空幕僚長・田母神俊雄氏の名前もある。
まだまだ、自民などから女性候補者や人気の小泉進次郎氏が押されて出る余地もあるが、概ねこのような顔ぶれで争われる可能性が高い。
都民は支持する政党・候補者の一定していない有権者が多いとされ、いわゆる「浮動票」の行方が選挙を左右する。
この「浮動票」はマスコミの報道姿勢が大きく影響するもので、いかにマスコミに好感度をもって露出されるかで結果に如実に現れる。
先の参院選で、山本太郎氏を当選させてしまったのも反原発で一致するマスコミの応援が大きく、都民は66万6684票もの浮動票が与えていた。
これまでの顔ぶれでは、福島県出身・田母神俊雄氏の頭が二つも三つも抜きん出ている人材であるが、左傾のマスコミが無視や軽視する手段に出る可能性が高い。
少なくとも、共産党が支配する日弁連の宇都宮健児氏は相応しくないのだが、前回の都知事選でも96万8960票の実績は大きく、当選すれば美濃部都政以来、約35年ぶりに「革新都政」に逆戻りすることになる。
田母神俊雄氏が勝つには、保守は勿論、いかに都民の浮動票を取り込むかにかかっているが、これが同氏の最大のネックでもある。
自民などの保守系としては、東京五輪の準備、少子高齢化対策、災害対策など待ったなしの課題が山積しており、ここでつまずいて暗黒の「革新都政」に逆戻りさせることは絶対に出来ない。
注目される舛添要一元厚生労働相の擁立には、新党結成で2010年に自民党を除名処分したこともありハードルは高い。
その意味でも、人気の小泉進次郎(32歳)内閣府・復興政務官の立候補もありうる。
告示日(立候補受付日)は平成26年1月23日(木)だが、立候補届出書類の事前審査は1月15日(水)~17日(金)までの3日間で行われるので、各候補各陣営はギリギリまで腹をみせない駆け引きが繰り広げられるのであろう。
| 固定リンク
「ごまめの歯ぎしり」カテゴリの記事
- 諦めるな「北方領土の全島返還」(2019.02.07)
- 400万円程度の借金を清算できないとは(2019.01.26)
- 味噌がつきっぱなしの「東京五輪」(2019.01.15)
- 天国に一番近い国、それは日本(2012.09.25)
- ネトウヨは韓国・中国・朝日がセットで嫌い(2018.12.29)
最近のコメント