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2013年12月20日 (金曜日)

猪瀬都知事辞任直前の各界の動き

 ここ暫く、都民いや日本中が都知事の5千万円問題に振り回された感がある。
 個人的にも、先月22日、現金5千万円の提供問題が報道されて以来、即刻、辞職を促す立場として集中的に取り上げてきたが、ようやく一区切りついた思いだ。
 
 残念ながら辞任会見では、之までの主張の繰り返しでモヤモヤ感を拭い去ることは出来なかったが、これも捜査中の東京地検の目を意識しての発言であろう。

 当面の都政の課題は、辞職を正式に認める都議会は24日に開かれ、都選挙管理委員会は議長から通知を受けた翌日から50日以内に知事選が計画されるが、現段階では来年2月2日か2月9日の投開票が有力だという。
 まずは、イメージダウンした都政を立て直し、2020年の五輪を迎える首都東京の顔に相応しいバランス感覚に優れたクリーンな人物が期待されている。

 
 猪瀬氏の辞任までの各界の動きを簡記してみた。
 まずマスコミも18日には、猪瀬氏が昨年11月6日に徳田虎雄前徳洲会理事長と面会した際、徳田氏側から売却が決まっていた東電病院(新宿区信濃町9-2)を取得する意向を伝えられていたことを、ダメ押しで一斉に報道していた。

▼17日、猪瀬知事の二転三転の発言などに都議会側は反発を強め、集中審議は打ち切られ「百条委員会」の設置の方向に動いた。
▼17日夜、石原前都知事の田園調布の自宅に猪瀬都知事が突然訪問した際、「晩節を汚すな、潔くやめざるを得ないんじゃないか」と引導を渡した。
▼18日、猪瀬都知事は、都知事選の選対本部長だった川淵三郎氏に「都政の停滞を自分なりに考えた。残念だが身を引きたい」と申し出た。
▼18日、自民党の高村副総裁はマスコミを通じて、自民党の高村副総裁は「都知事としての職務権限と関係する仕事をする人から5千万円の大金を受け取った。この外形的事実だけで、出処進退を決断するのに十分だ」と辞任を促した。
▼18日午後、安倍首相は八王子出身の萩生田総裁特別補佐と会談し、猪瀬氏の動向などを含め、今後の対応を指示。また、首相は都議会が知事不信任決議案を可決した場合、猪瀬氏が都議会解散に踏み切る可能性について「全会一致で不信任が出れば、解散を打つ大義はない」と強調した。
▼18日夜、猪瀬直樹都知事が辞職の意向を固めたと報道があった。
▼19日午前10時半から辞任の記者会見があった。

 この流れの中では自民党の高村副総裁の、「この外形的事実だけで、出処進退を決断するのに十分」との発言が一番分かり易い光るコメントに思えた。
  私的であろうが、なんであろうが公務に当たる人が、職務権限と関係する仕事をする人からカネを受け取るべきではないことは常識だ。
 後から、どんな理由づけしても、それは支持されるものではない。
 その意味で、先月22日に疑惑が報道された際、猪瀬都知事が二転三転の嘘を並べて強気で押し通すことなく、事実を語れば流れが変わった可能性がある。
 下手に顧問弁護士の助言で動いたことが命取りになったとみる

 今後は、5000万円を収賄(もらった)贈賄(あげた)の流れを捜査し、収賄(もらった)側にもらった見返りを果たすだけの能力(職務権限)があり、贈賄(あげた)側から「請託」(内々の依頼)があれば犯罪は成立する。そして、Xディはあるのか。
 あらゆるものは生じそして滅する
 このことわりを諸行無常」という。

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