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2013年5月21日 (火曜日)

歴史は勝者が作るもの

   5月20日の「産経抄」は、なかなか奥深いと思った。
Mapbosin勝てば官軍・負ければ賊軍」は、天皇毒殺疑惑、偽・錦の御旗など汚い手の数々で戊申戦争で勝利した薩長土肥連合の官軍、対して、日の丸を掲げて正攻法で戦ったものの敗者となった会津藩、庄内藩等が賊軍とされたことを言う。
 そして、賊軍側は明治新政府から受けた数々の差別・悲惨を一身に受けた歴史があるが、負けたのだから仕方ないと全てが正当化された。
 しかし、会津藩は孝明天皇から辰翰を賜り正に「官軍」だったというジレンマがある。特に、官軍は菊紋章を掲げたが、賊軍側は「日の丸」を掲げて戦ったことなど誰も教えない
 この図式を大東亜戦争に当てはめれば、官軍はアメリカを中心とした連合軍となる。
 
勿論、日本には大東亜共栄圏をつくると言う大義があったが、勝者側に根底から否定され、賊軍としての歴史を刻むことになった。
 昔から「歴史は勝者が作る」と言われる。Image1
 「正史」と「稗史」のことだ。
 このことから、明治から敗戦までの日本の大筋の歴史は、薩長土肥連合の官軍が作ったとされるが、大東亜戦争の敗戦から現在までの大筋の歴史は、アメリカを中心とした連合軍が作ったことになる。
 敗戦によって、押し付けら00000jpgれた憲法や歴史観、民間人大量虐殺の原爆投下の正当化等々、悔しい出来事は、賊軍にされた会津や庄内などの東北の人びとが受けた数々の差別や屈辱感と重なるが、これに思いをやった国民は少数であろう。
 歴史に「もし」は禁物だそうだが、戊辰戦争や大東亜戦争の勝者が逆だったら日本史や世界史がどう変化し、現在どんな生活や価値観が生まれたのかと思うときがある。
 この産経抄や橋下徹市長発言をめぐるマスコミの反応からこんなことを思った。
   

産経抄】5月20日
   産経新聞 2013/05/20 03:13
 今の憲法が施行された昭和22年5月3日、永井荷風が日記『断腸亭日乗』に書いた「感想」は、有名だ。
  「米人の作りし日本新憲法今日より実施の由。笑ふべし」。
  荷風とて、占領下の日本が憲法を押しつけられることは仕方ないと考えたかもしれない。
▼だが2年前まで米国に敵愾(てきがい)心を燃やし、戦ってきた日本人が、これをありがたく押し頂いている。その姿には「笑ふ」しかなかったのだろう。
  しかも戦勝国の米国が日本に押しつけたのは、憲法だけではなかった。
  歴史観や倫理観までがそうだったのである。
▼まず先の大戦の日本側呼称だった「大東亜戦争」の使用を禁止した。全ての出版物を検閲し「太平洋戦争」と書き改めさせた。大東亜共栄圏を目指すという日本人の戦争観を抹殺し、米など連合国側による「正義の戦い」だったことを日本人に教えこむ狙いだった。 ▼さらに日本の新聞に「太平洋戦争史」を連載させるなどして、日本が「侵略国家」であるかのようなイメージをたたきこんだ。
  「東京裁判」がそうした意図で行われたことは言うまでもない。
そして日本人も、戦前の日本を全て悪とする自虐的史観に染まっていったのだ。
▼現代でも日本の政治家らがそうした侵略史観や「従軍慰安婦」に疑問を挟むと、中国や韓国だけでなく米国からも批判の声が上がる。
  いまだ日本への「戦勝国」意識があるとしか思えない。
  むろん日米同盟は大切だ。
  だからと言って歴史観まで縛られていいわけはない。
▼もっとおかしなこともある。
  沖縄の米軍基地問題などで、あれほど「反米」をあおっているマスコミが、歴史問題となると、まるで米国からの批判、非難を「錦の御旗」のように振りかざす。
  「笑ふべし」ではすまない気がする。

  http://z-shibuya.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-a0d2.html?optimized=0
 昭和天皇「A級戦犯」墓参り(稗史)
 

 どの国の歴史にも、「(せいし)と稗史(はいし)」があるとされる。
 「正史(せいし)」は、勝者によってねじ曲げられながら編纂された歴史、「稗史(はいし)」は、公認されない歴史書と言われ敗者側の悔しい歴史でもある。
 昔から戦いに勝利した側が、その土地、国を治める正当性を主張しつつ歴史を編纂してきたことは常識だ。この、勝てば官軍の歴史が「正史」である。

  たとえば、アメリカは先住民族インデアンを抹殺した歴史があり、侵略者は主に英国など欧州の農民だった。オーストラリアや南アフリカでも白人侵略者によって原住民が大量殺戮されているし、また、南米は15世紀当時にスペインやポルトガルの犯罪者集団等が、先住民を虐殺してインカやナスカなどの貴重な文明を破壊した。
 それから、中国や朝鮮半島はもっと酷く、勝者は前政権の関係者を抹殺し「焚書坑儒」まで行った。焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)とは、書を燃やし儒者を生き埋めにすることで、徹底して弾圧することだが、文化大革命などで最近でも行われている。
 日本も昔は似たようなもので、出雲王朝、九州王朝、そして蝦夷の東北王朝を虐殺し続けた大和王朝が今の日本史であろうし、戦国の世はもとより、戊辰戦争以降は勝者となった官軍側の歴史が正統視され今に続いている。
 この、正史と稗史を、日本国民は大東亜戦争の敗北を切っ掛けに、全ての国民が無意識のうちにも意識するようになったとされる。それは、勝者となったアメリカ側の言い分が「正史」となって学校や公の場でも主張されることへの違和感があるからだろう。
 そこから、逆に稗史として「大東亜戦争史観」や極東軍事裁判をどう評価するかという歴史観が生まれる。この正史と稗史の衝突によって歴史論争が起こるのであるが、実際は稗史にこそ、正しい歴史観や民族や地域の誇りが感じ取れる。
 そして、日本にも、もっとシッカリした「正史」が必要だとの声もある。

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