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2013年4月20日 (土曜日)

チンピラ国家の片棒担いだのは日本

 いつかは野垂れ死ぬ運命のチンピラ以下の(くず)国家「北朝鮮」だが、このような国家に成長させた責任の一端は日本政府にもある。
 まずは2008年8月17日の第10回拉致問題・茨城県民大集会(主催:救う会いばらき、茨城県地方議員連絡会他)での西村眞悟さんの話を拝聴しよう。

  2008 8/17
 第10回茨城県民大集会 西村眞悟衆議院議員・拉致議連幹事長
 【拉致議連幹事長・西村眞悟さん】 http://aoinomama13.seesaa.net/article/107081381.html
 皆さん、こんにちは。
 水戸は初めてではなくて2回目でございますが、本日は拉致議連幹事長として、拉致問題のこの10年間の総括をじっくりと30分の時間でさせていただきます。と申しますのは、この夏から秋、拉致問題は一番の難しい、我々は腹を固めて何に取り組まねばならないのかを明確に見極めねばならない時期が来ると思うからであります。
 まず拉致問題は何に直面しておるんでしょうか?拉致問題は国家の最高という課題、この国を立て直すという課題に直面しておるのであります。ではどこからこの国を立て直すのか?と。それは戦後という国家の構造から立て直すんです。
 戦後という国家の構造の中で拉致問題は発生しました。
 そして如何なる結果になっているのかと。
 これは結論からはっきり申し上げます。
 日本国政府が拉致問題の共犯になっているんです。
 このことを振り返ってみましょう。
 昭和49年の外交文書を韓国が公開しました。
 昭和49年5月、韓国朴政権は日本に要望書を提出してきた。
 「ここ数年間、日本を経由して韓国内に入る北朝鮮工作員は200名を超えている。朝鮮総連を何とか取り締まってほしい。スパイ防止法を制定して日本国内の工作活動を取り締まってほしい」と。
 これが韓国の切なる要求でありました。
 何故なら北朝鮮の工作員は朴大統領の青瓦台、朴大統領府の近くまで攻め入ったわけでありますから、命の危険を感じて日本に、日本経由の工作員の活動を規制するように韓国が要求するのは当たり前でございました。
 しかしながら田中内閣は無視した
 3か月後、日本人になり済ました、日本人のパスポートを持って日本政府高官として8月15日の韓国の復興祭に出席した在日韓国人で北朝鮮工作員である文世光が、日本の警察官のピストルで朴大統領を狙撃した事件が起きました。朴大統領は死にませんでしたがご夫人が亡くなった事件であります。
 これが拉致問題の原点であります
 この結果、何が起こったかといえば、文世光は生き残ってすべてをしゃべったわけでありますが、そして最期には「朝鮮総連に騙された」と言って死んだわけでありますから「北朝鮮が国家の意思として朴大統領を狙撃した」ということは分かったのであります。犯人が分かったのであります。
 しかしながら韓国国内の反応は、北朝鮮に非難を向けるのではなくて、日本に非難を向けてきたわけであります
 これを見てきた北朝鮮は「日本人がテロを行えば一石二鳥である」という結論に達した。
 もちろん韓国政府は「文世光に狙撃を命じ拳銃を渡しパスポートを渡し資金を渡した朝鮮総連大阪生野支部政治部長・金浩龍を逮捕してくれ」と「東京の赤不動病院の中で文世光が狙撃訓練を行ったのであるから、そこを捜索してくれ。朝鮮総連を捜索してくれ」と言ってきたのでありますが、田中内閣はまったく何もしなかったのであります
 さて、ここから見た教訓をもって北朝鮮は何を実施し始めるか。日本人がテロをする、その準備を始めるわけであります。ここから日本人になり済ますための日本人化教育が始まり、そして昭和52年福田内閣の時の9月、久米裕さんが北朝鮮工作員に拉致される。この現行犯を日本の警察は逮捕した、石川県警は逮捕したのであります。
 拉致を司令する暗号電波の解読にも成功したのであります。
 この時点、昭和52年の9月の遅くとも末には、日本国政府は「北朝鮮は国家の組織として日本人を拉致しつつある」ということを認識しておったのであります。
 しかし何もしなかった
 3年前と同様、何もしなかった
 かが起こる。45日後、11月15日、新潟で13歳の横田めぐみちゃんが拉致されている。まだ何もしない。非加熱製剤を打てばエイズになるということが分かってからも非加熱製剤を止めることはなかった、厚生省の課長はこれによって業務上過失致死傷害罪に問われてその刑は確定している。北朝鮮が組織として日本人を拉致しつつある、日本から北朝鮮に工作員が多数なだれ込んでいる、
 これを知りながら日本国政府は何もしなかった
 非加熱製剤の厚生省の課長と比べてどちらが巨大な不作為か、すでに明らかでありましょう。
 したがって私は日本国政府が拉致問題の不作為による共犯者となっている。私自身がシロだと言っておるんじゃないんです。私もこの戦後体制の中の議員として禄を食んでいる。したがって申し訳ない。何故この期に及んでも救出できないのかと。誠に申し訳ないという思いで拉致問題に取り組んでいるわけであります。
 そこで皆さんに申し上げましょう。
 拉致被害者にとって敵はどこだったのか?
 もうお分かりでしょう。
 拉致被害者にとって敵は日本人そのものだった
 このことは歴史上、ドゴールについて言えることであります。突拍子もない例えかもしれませんが。
 ドゴールは変人好戦主義者と言われながらも「このまま放っておけばフランスが崩壊する。ナチスドイツに蹂躙される」と言っていた。しかしフランス人は、そしてフランス政府は「ドゴールは変人」だと「ドゴールは好戦主義者」だということでドゴールを無視した。その時のドゴールの苦痛、たった一人の戦いを通して「その時のドゴールの敵はフランス人そのものであった」と言ったのはアメリカのニクソンでありました。
 私はそのことを読んだ時に、たった家族だけで長い間戦い続けて、そして今も戦い続けている拉致被害者こそ、敵は日本そのものを相手にしておったんだと思わざるを得なかったのであります。
 さてこれが前提として次に移りますが、私どもは同じ間違いを繰り返しつつあります。その間違いから克服するために問題点を整理しましょう。まず“戦術”と“戦略”という言葉をご存じのことと思います。この言葉は抽象的でありますから使いません。“現場”と“現場をコントロールする意思”、この二つに分けて日朝協議を見てみようではありませんか。
 現場と現場をコントロールする意思、戦略、非常に重要なんです。どちらが重要か?現場よりも現場をコントロールする意思が必要です。一番分かりやすい例を言いましょう。私の出身地である大阪の船場吉兆という所、お客さんに対する接客はすばらしいんです。調度品もすばらしいんです。あそこに座ってちょっと飯を食べただけでも十万円払っても高くはないと思うほどすばらしいんです。いいですか、これが現場です。しかしその現場をコントロールする意思は経営側です。「他の客が食べ残したものを現場に出させる」という意思を持っとった。どうなりましたか?船場吉兆自体が崩壊したでしょう。今、拉致問題もそういう状態にあるんです。
 もう一つ例を挙げましょう。
 日本帝国海軍が「大成功した」と喜んでいる真珠湾攻撃です。現場で2隻の戦艦が撃沈された。現場の情報・映像は我々はよく見ている。しかしこの現場をコントロールする意思はどこにあったのか?と。アメリカにあった。
 アメリカは「戦艦2隻を撃沈させて全面戦争に突入して日本を国家として崩壊させしめよう」という意思を持っとったんです。
 現場で「成功した」と喜んでいる日本人は漫画のようではありませんか。
 ここまで例を申し上げたらお分かりの通り、拉致問題においても現場をコントロールする意思が重要なんです。それを見つめねばならないんです。現場では何が行われているか?実務者協議です。6月「再調査を約束した」、皆さんご存じの通りです。8月「再調査の実施を約束した」。分かりますか、皆さん。調査を約束したということは調査を実施することを約束したんじゃありませんか?調査を約束して調査を実施する約束はまだしていなかったんですか?8月は私は実務者協議という実務者からまだ詳しく事情は聞いておりませんので余り言えませんが、おおよそこのような6月と8月の経過であります。
 さてそこで戦略、この現場をコントロールする意思を見つめようではありませんか。北朝鮮はどういう意図をもってこれをやっておるのか?日本はどういう意図を持ってこれをやっておるのか?と。北朝鮮からいきましょう。報道されませんが8月も6月もその前も北朝鮮は何を要求しておるんですか?歴史の償いでしょう?「金を払え」と言っとんのです、北朝鮮は。金正日体制の存亡をかけて「金を払え」と北朝鮮は言っておるのです。
 金丸信訪朝団が行って“戦前の償い”と、こともあろうに“戦後の償い”を約束した。そして平成14年の9月17日、小泉総理大臣が(北朝鮮に)行って、その通り約束して帰って来るとともに請求権の放棄もしてしまった。ここにおいて金正日から見れば、目の前に1兆円を超える日本の金がぶら下がっておるのです。北朝鮮はそれを取りに来とるんですよ、皆さん。それを取りに来とるから拉致問題を持ち出すことに承知するわけであります。ということは北朝鮮は金を取るのが戦略的目的で拉致問題を道具として使っとるんです。それが現場の状態です。
 これに対して日本の戦略は何でしょうか?
 皆さん。「全拉致被害者を奪還すること」でありましょうか?
 日本の戦略はそうであらねばならない。
 しかし日本国政府はそれを戦略目的とはしていない。
 何故なら、これは荒木さん(特定失踪者問題調査会代表)がよく知っている。全被害者を取り戻すことを戦略的目的にしておるならば、日本政府は総力を挙げて、その情報機関の総力を挙げて「一体何人が北朝鮮に拉致・抑留されている被害者なのか?」を調べるはずです。調べた形跡はないではありませんか?
 また「全拉致被害者救出」を戦略的目的とするならばですよ、日本政府は「金正日体制を相手にして、果たしてその戦略目的が実現されるのか?」を検討すべきでありますが、その検討の形跡もありません。したがって日本政府の戦略は分からない、という一語に尽きるのです。ただ現場を追うだけ。そしてその現場は金正日のコントロール下にある。数名を帰せば小躍りして喜んで、その後数ヶ月間、日本のマスコミも日本の政治家もそれに夢中になるという平成14年の10月のあのモデル通りコントロールしよう、と思っているはずであります。これが皆さんにお伝えする私の観察であります。
 さて相手の戦略目的は分かりました。
 実務者協議の進め方も分かりました。
 我々は実務者協議、6月にあれば6月に夢中になる、それがすべて最重要の問題であると思う。8月にあれば8月にまたそれに注目する、そして秋になればどうなるかと期待する。その期待の前に実務者協議と実務者協議の間にある我々の姿勢、日本の姿勢というものを点検しようではありませんか。
 すなわち制裁の意義である。
 制裁の意義、もうお分かりでしょう。相手の目的にとって日本国というものの存在が。金正日は国民が飢え死にしている最貧国の独裁者なんです。しかし、たらふく食いたいんです。核もミサイルも造りたいんです。しかし金がなければ彼は殺されるんです。生死をかけた戦略目的が「日本から金を取る」というならば、日本国の存在こそは金正日が最も注目している存在である。したがって我々は「日本の言うことを聞かなければお前は死ぬぞ」という態勢を作らねばならない。
 実務者協議において、そして実務者協議がすべてであるかのように日本国政府は“制裁解除”をする方向にあります。まったくバカな話です。しかし幸いなるかな、あれは船とか飛行機とかそういう1隻か1機の話であります。個々のことで秋に色々なことが起こりましょうけれども、我々は任務として「祖国の同胞を救い出す」という日本国民一人一人の任務として、「我が日本こそ金正日の制裁を握っている存在である」ということを決して忘れず、日本国政府に「制裁の強化」の圧力をかけ続けねばならない。これが相手方の戦略目的からくる我が方の態度でありましょう。政府が如何に無能でも、我々は民主主義国家に生きる者でありますから、これを我々自身が諦めさえしなければ必ず実現できると私は確信しておるんです。
 さて、もう国民の任務にも入ってきたわけでありますが、我々一人一人の国民は何をすべきでしょうか?その前に“一人一人の国民“と言っても、我々はこの国の主権者・主人公であります。したがって自分は何をできる?ではなくて、考えるのではなくて、自分に与えられた公務、公の義務とは何か?ということを考えますならば、これは先ほども言いましたように、一つには「制裁強化への圧力をかけ続ける」ということ、そしてこれが日本国としての国家の存在と国家の改造に通じることであるということ。
 そしてもう一つ。とは言っても、武器を与えずに日本政府に「働け」と言っても無いものねだりであります。
 最後にものをいうのは“力”であります
 力のあるものが、力を保持しながら交渉する時に真の国家の外交力ということが生まれるとするならば、我々は日本国民が持つ任務として、国家と国民を守ることができる軍隊の創設を要求し続け、それを実現するために動かねばなりません。
 これがなければ帰って来ません。
 そしてこの二つは共に、この戦後という日本国政府が知らず知らずのうちに不作為の故に北朝鮮の共犯者になる、この驚くべき国家の歪な構造から、国民一人一人の幸せを確保できる国家に生まれ変わるための改造ということにつながっていきます。
 ここまで話しました時に私が思い出すのは、平成14年9月17日の「横田めぐみさんが亡くなった」と北朝鮮が一方的に言い、我が国政府がこともあろうにそれを家族に信じさせようとして「残念ながらあなたの娘さんはすでに死亡されております」と言った時、その15分後のお母さんの横田早紀江さんの言葉であります。
 「めぐみは国家の課題という重い荷を背負って濃厚な足跡を残していきました」と。拉致問題の本質はすべてこの時の母の言葉に集約されていると私は常に思っているわけであります。
 実に拉致問題は「個々の国民を救い出す」という問題にとどまらず、国家・民族を誇りある国家・民族に導くための重要なる、この時に生まれあわせた我々一人一人の日本人が断じて避けて通ることのできない我々の公務を明示してくれたんだと、このように思います。
 めぐみさんは確かに「日本という国が生まれ変わる」という最高の大きな荷物を背負って歩かれました。
 我々はそれを決して忘れてはならないと思います。
 以上が私の基調講演とさせていただきます。(拍手)
 皆さん、本当に我々一人一人の問題だと私は思うんです。そしてこの日本が救いだせる国家にならなければ滅びると思うんです。(拍手)
 したがって日本を救うために拉致被害者、すべての拉致被害者を救うために働きましょう。
 そしてそれが政府を改造する国家を改造するならば、そのために喜んで国家改造の事業に立ち向かおうではありませんか。終わります。
 どうもありがとうございました。(大拍手)

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