「若大将のゆうゆう散歩」の感想
「若大将のゆうゆう散歩」が、「ちい散歩」の後継番組として5月にスタートしたことは知っていたが、先日の平日休みに初めて見た。
どうしても 地井武男(1942年5月5日~2012年6月29日)の「ちい散歩」と比較されがちのようだ。
2006年から続いた「ちい散歩」も、徐々に地井自身の味が出て、いい番組になったように、「ゆうゆう散歩」も、そのようになると期待している。
先日、拝見した番組は白金、高輪あたりから泉岳寺界隈の散歩コースだった。
大正時代から続く老舗の弓具店を訪れたり、全国の農家・生産者が直接出店できる都市型の直売所「農家の八百屋」へ立ち寄ってスイカを試食したりして、最後は裏道を通って忠臣蔵ゆかりの泉岳寺へ到着し手を合わせていた。
見どころとしては、永遠の大スターというか往年の大スター・加山雄三、75歳が、シャキッと背筋を伸ばして街を散歩する姿はなかなかのところだ。
大抵70歳を過ぎると老人体型になり、歩幅が狭いトボトボした歩き方になるものだが、加山雄三にそれはない。
実に堂々とした殿様散歩ぶりがいい。
当初、視聴率が期待したより上がらないとか、レポートが稚拙だとかで打ち切りも噂されたようだが、何も「ちい散歩」と比較する必要はない。
「徹子の部屋」にゲスト出演した加山雄三は、盛んに「腹が出ているね」と冷やかされると腹をなでながらコメントしていたが、収録では一万歩近く歩くそうで、そのうち散歩の効果が現れることであろう。
また、これまで殆ど街歩きをしたことが無いことを明かしていた。
そうであろう。
これだけ顔が売れていたら目立って、マイペースの散歩など出来るはずが無い。
この番組は、他のふれあいの旅番組と違って、「往年の大スタアに街の人々がどう反応するか」を楽しむ番組だとも思った。
そして、趣味と実益から引き締まった体型に戻り、「関心」「感動」「感謝」の「人生の三かん王」を目指す若大将ぶりを発揮され、後期高齢者の星になることを期待する。
明日10月15日(月)は午前9時55分から、BS朝日では午後5時25分から放送。
今回は、国分寺界隈の散歩のようだ。
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