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2012年7月20日 (金曜日)

心正しからざれば 剣また正しからず

 剣の道を志した人は、この言葉を一度は耳にしたことがあるはずだ。
 ましてや、トップ選手が知らないはずがない。580x386_005
 最近、日本中の剣道ファンをガッカリさせる事件が公けになった。

 神奈川県警、第二機動隊・巡査部長正代賢司容疑者(31)横浜市旭区白根8丁目が、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)容疑で警視庁に逮捕された。
 熊本県熊本市出身、熊本県立八代東高等学校卒業の正代容疑者は2008年に剣道全日本選手権で優勝。今年も世界選手権で団体優勝した剣道のスター選手だ。
 上段から打ち下ろす片手半面のスピードとタイミングは、当代随一とみていた。

 しかしながら、「心正しからざれば 剣また正しからず」、そして「敵は己の内にあり」を克服していなかった。
 こんな正しからずことをしでかしては二度とを握る資格はない。
 尤も、剣道の歌には、
 「泣いて別れたあの娘の顔が またも浮かぶよ武者窓に 邪念さらりと小手、面、胴 恋の間合いが何故とれぬ」
 と男女関係の難しさを歌っている。
 果たして、剣道界はどのような判断を下すのであろうか。
 剣道に限らないが、柔道、空手などの武道は、精神論優先的な稽古が多い。
 猛暑、酷寒の中でも猛稽古を続けて、倒れるギリギリの場面で、己の肉体、精神の限界を知る。
 更に翌日も、そして次の日も、同じように、その限界に臨む。
 その繰り返し、繰り返しが、己に克つ精神力を養う。
 このようにして、己の限界を身体で知っているからこそ、普段でも頑張りが効くし、日頃の行動に余裕が生まれ、抑制すべきは抑制すると思っている。
 正代剣士は、このような稽古をしてこなかったのか・・・・・・・・・
 「剣は心なり 心正しからざれば 剣また正しからず 剣を学ばんと欲すれば 先ず心より学ぶべし」。
 これは、江戸時代末期の剣豪島田虎之助の言葉と言われる。
  剣の道を極めんとする人は、この格言を知らない人はいない。
  他の道にも通じる言葉であり、幾つになっても初心を思い出させ心に響くものがある。

放歌高吟、剣道の歌
1.松は緑に臥牛の杜よ 風に薫は楠の花
  男伊達には黒胴着けぬ 下駄の響きの心地よさ
2.酒は呑んでも忘れはせぬぞ 明日の仕合の極め技は
  片手半面 諸手突き 肉を斬らせて 骨を絶つ
3.泣いて別れたあの娘の顔が またも浮かぶよ武者窓に
  邪念さらりと小手、面、胴 恋の間合いが何故とれぬ
4.国と剣とに捧げた生命 泣いてくれるな我が妹よ
  無念無想の益荒男が 剣道一途に生きてゆく
 

 「一剣
  歌:氷川きよし、作詞:松井由利夫 作曲:水森英夫

  川の水面に 揺れる月
  一刀両断 影を斬る
  心騒がず波立てず
  かわす 突く 撃つ 払う
  剣に男は…
  剣にひとすじ 夢を追う

  “心正しからざれば 剣また正しからず…"
  敵は己の 内にあり
  柳暗花明の 現世も
  春に背いて 野に伏して
  押せば引け 引けば押せ
  剣に男は…
  剣に命の 華を見る

  風と涙と 草の露
  行雲流水 成るがまま
  襟を正して 瞼を閉じて
  間髪の この気合
  剣に男は…
  剣に明日の 道を知る
 
 

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