« 日本の家庭を破壊した現憲法第24条 | トップページ | 憲法改正の動きを加速させよう! »

2012年5月 2日 (水曜日)

運転手は突っ伏して寝ていた。

 運転手は、「突っ伏して寝ていた。」 と目撃者は語る。  
 疲れ果てて、疲労困憊の様子を端的に表現している言葉と思った。

   群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡した高速ツアーバス事故を惹起させた河野化山運転手(43)は、目撃談では「運転手は休憩中に突っ伏して寝ていた」、「何語か分からないような不明瞭であやふやな車内アナウンスだった。」という。

  この「突っ伏して寝ていた。」という表現を気に入ったのか、運転手の疲れ果てた様子を的確に捉えていたのか、どこのマスコミも、皆、同様の文面や表現で報じている。
  しかし当方は、「突っ伏す」という表現を、家族や職場などの周辺で使う人がいなかったのか、馴染みが薄い。

 河野運転手は、事故の直前まで睡魔に襲われながら、眠ってしまうギリギリの状態でハンドルを握りつつ、要所要所で休憩停車していたのであろう。
 そして、停車するや我慢出来ずハンドルにうつぶせに倒れこむ様子を想像する。

  この疲れきった過労状態を、使用者側は把握していたのだろうか。
  これを知りつつ運転させていたなら、道路交通法違反の過労運転の下命・容認が適用され使用者責任が追及される。
   しかし、立証は簡単ではない。
   使用者は、きっと言うであろう。
   「長距離の運転は大変なことは理解しているが、これまでも同様の仕事を何度も経験している。今回、依頼したときも運転手は大丈夫と言っていた。」
 「だから、仕事を無理矢理下命したのではない。」
 「この程度の勤務パターンは特別なことではない。」、
 「監督官庁の指導の範囲内だ。」、
 仕事の合間に充分な睡眠を取ることは、運転手の自己管理の範疇だ。」
 等々。

  それから、
 運転手に対する勤務指示は電話だけだったのか?、
  随時、運転手を職場に呼び出し健康チェックしていたのか?、
  其れとも、管理者が時折見回ってチェックしていたのか?
更には、雇用の形態は?等々、
  7人が死亡、3人が重体、12人が重傷を負った事故だけに当面は注目を集める。

 国交省の基準では、バス会社では、運転手の1日当たりの勤務を9時間、670キロまでとするなど安全策があるというが、これでは常識的に無理だ。
 距離や時間の問題ではない。
 休日、休憩時間のすごし方、特に充分な睡眠などの質が問題だ。
 これら、事実関係を証明するたためには、出発地点から事故地点までの、長い長い距離の見分が必要になるであろう。
 

|

« 日本の家庭を破壊した現憲法第24条 | トップページ | 憲法改正の動きを加速させよう! »

01 ごまめの歯ぎしり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1208592/45101433

この記事へのトラックバック一覧です: 運転手は突っ伏して寝ていた。:

« 日本の家庭を破壊した現憲法第24条 | トップページ | 憲法改正の動きを加速させよう! »