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2011年11月29日 (火曜日)

「善いことをしながら悪事を働く」

 『鬼平犯科帳』の著者・池波正太郎は、「谷中いろは茶屋」の場面で「人間というものは妙な生きものよ。悪いことをしながら善いことをし善いことをしながら悪事を働く。」と鬼平に言わしめた。
 単純明瞭で奥深いセリフだ。

 最近、山形県の人口1万5千余の小さな町・遊佐町で公職にある方々の不祥事が相次いだ。
  郷里のことを、このように屋上屋を重ねることは不本意だが、あえて「悪事千里を走る」と指摘させていただく。

 まず、今年7月には遊佐中の社会科担当S教諭(49)は、女性のスカート内を盗撮しようとしたとして山形県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された。
 続いて、元遊佐町体育協会長(70)が、未公開株への投資で失敗し、その穴埋めのために住民から借りた金を返済できず、貸金請求訴訟を酒田簡裁に起こされた。
 更に、遊佐町総務課に勤務していた40歳代の元男性主任が今年9月、町民体育館事務室の金庫から現金25万8300円を盗んだとして、内々に停職6カ月の懲戒処分を受けていたことが明るみになった。

 現代社会はインターネットの時代、犯罪的行為や悪い評判は、たちまち遠方まで知れ渡ってしまうのだ。
 このあたりでは、小・中・高等学校の先生や町役場の公務員はエリート扱いされ、模範的住民として期待されている。
 その人数は住民の精々5パーセント以下、数百人程度だろう。
 当然、この人たちには高いモラル意識を期待される。
 こんな恥ずかしい行為をしてはいただけない。

 ただ残念ながら、このような公務員や高い役職の不祥事が発覚し、警察に検挙されたり、公に問題となるのは氷山の一角と見るべきだ。

  『鬼平犯科帳』の主人公・火付盗賊改方長官・長谷川平蔵の台詞、
 「人間というものは妙な生きものよ悪いことをしながら善いことをし善いことをしながら悪事を働く。」を思い出した。


遊佐町職員、体育館の金庫開け窃盗 懲戒処分後に辞職、町が規定の退職金   http://yamagata-np.jp/news/201111/26/kj_2011112600806.php
                          2011年11月26日 
 
 

遊佐住民ら、元遊佐町体協会長を提訴 株投資失敗で計5000万円借金
    http://yamagata-np.jp/news/201109/04/kj_2011090401190.php                                                      2011年9月4日 
 
町教育長「指導足りなかった」と陳謝
  http://yamagata-np.jp/news/201107/27/kj_2011072702104.php
                                                                2011年7月27日
 

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