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2011年11月27日 (日曜日)

大企業の『獅子身中の虫』達へ

  『獅子身中の虫』とは外敵には強い獅子は、獅子自身の体内にいる虫が、その寄生している獅子の肉を食って、終には獅子を倒してしまうということ。

 最近、日本を代表するような大企業の不祥事が相次いで表面化した。
 企業内部に、何か質の悪いが潜んでいるのは間違いない。
 表面化したのは
 
  架空増資事件の中堅ゼネコン「井上工業」、巨額損失隠しの「オリンパス」、巨額バクチで失敗した「大王製紙」、痴話喧嘩に揺れる「読売新聞社」、また、インドネシア運輸省幹部が汚職撲滅法違反の罪に問われ、「住友商事」も外国公務員への賄賂を禁じた不正競争防止法違反の疑いで警視庁が捜査中だ。
  これら事件・不祥事の発端は、全てに住み着いた『獅子身中の虫』であり、いつか全身に広がり獅子が倒れる運命にある。

オリンパスは最大約1300億円の含み損を抱えていたことが発覚。解任されたウッドフォード元社長が急遽来日し、同社役員の交代や経営刷新の必要を訴えた。
 既に不正を主導したという菊川剛前会長兼社長ら3人の辞任を発表している。
 オリンパスは昭和39年「ファイバースコープ付胃カメラ」を開発した会社だ。
 胃カメラは世界市場の7割はオリンパス製だという。
■「井上工業」(群馬県)は暴力団山口組系のゼネコンであることが発覚。
 架空増資事件で警視庁組織犯罪対策3課に、金融商品取引法違反(偽計)などで、金融ブローカー高橋利典容疑者(63)が逮捕された。
 既に元社長中村剛容疑者(68)や組合関係者ら7人が逮捕されている。
 この会社は、田中角栄元首相が若い時に働いていたことでも知られる。
大王製紙は創業家の3代目・井川意高前会長が、ラスベガスやマカオ、韓国斉州島などのカジノで大負けしたことから、子会社から100億円超の資金を融通させ、ついに返済できずに不祥事が発覚した。
 11月22日、特別背任容疑で東京地検特捜部に逮捕された。
読売新聞社痴話喧嘩は、佐野眞一氏が「チンピラと称するワンマン・渡辺恒雄会長の人事権行使の問題と、金食い虫で落ち目の巨人軍の問題が裏にありそうだ。
 渡辺会長は「清武GMの許されざる越権行為及び私に対する名誉毀損が多々ある」と言えば、清武GMは、コーチ問題で「江川なら集客できる。悪名は無名に勝る。監督にはしない」と反論し、独断人事の狙いを暴露した。
 近く、解雇不当、名誉毀損などで訴訟を起こすという。

  これらの不祥事に共通するのは、企業の権力者が企業を私物化しコンプライアンスを尊重する姿勢がないことだ。
 企業を私物化したい経営者は、武田薬品工業の創業家・武田長兵衛の「会社は社会からの預かりもの」を知り、「会社は社会貢献の場である」ことを学んで欲しいものだ。
 それでも、このような輩は自分では気づかない人たちであろう

 思えば、近年、多くの企業の犯罪・不祥事が明るみになった。
 ほんの一部だが、
 リクルート事件
 ライブドア事件
 牛肉偽装事件(雪印食品・日本ハム・伊藤ハム等) 雪印牛肉偽装事件
 日本ハム 牛肉偽装・隠蔽事件
 伊藤ハム 輸入豚肉関税法違反事件
 三菱自動車によるリコール隠し
 構造計算書偽造問題
 牛肉ミンチの品質表示偽装事件(ミートホープ・加ト吉等)
 船場吉兆による偽装事件
 石屋製菓による白い恋人賞味期限改ざん事件
  等々

 これら企業の不祥事の背景には、秘密主義で閉鎖的社風があるといわれ、特に同族経営やワンマン経営の企業は、上層部が絶対的な権力を持ち、独裁的な体質が醸成され、「物言えば唇寒し秋の風」の、風通しの悪い社風がつくられる。
 当然ながら、イエスマン面従腹背の幹部や社員が育つことになる。
 経営体質は、体育会系で高圧的、かつ精神論重視の会社が多いとされる。

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