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2011年11月26日 (土曜日)

生け贄の迷信を一掃した「西門豹」

 先日、いずこかのBSテレビで、生け贄の迷信を一掃した「西門豹」の話題が流れていた。
 最近の中国は、「天安門事件」などをはじめ、ダライラマ14世の弾圧等々のチベット問題から、人権を語る資格はない国と思っている。

 しかし、昔の中国孔子孟子をはじめ偉い人がいたものだ。200810050007
 その一人は西門豹(せいもんひょう)という人だ。

 「西門豹(せいもんひょう)」は、三国志の曹操よりも600年も前の人で、孔子の弟子で、鄴の知事に起用された人物だ。
 西門豹のことは、曹操も尊敬していたそうだ。
 その証拠として、曹操も河南省安陽の西門豹の墓の近くに葬ってもらった。
 西門豹は、「河伯(黄河の神)」の生け贄を禁じたことで有名だ。

 きっと西門豹(せいもんひょう)の存在が大きかったのであろう、中国では生贄の習慣は紀元前2世紀ころにほぼ消滅したとされる。

  だからと言って、中国人が穏やかな人種とはまったく思っていない。
   日本の外国人犯罪の検挙数は中国人、韓国人・北朝鮮人の順で多いそうだし、天安門事件を思い出せば、現代の中国人の本性が分かる。
 ただ、西門豹(せいもんひょう)のような人物が、今の中国や日本にもいて欲しいと思っただけだ。

迷信を一掃する
 出自は不明ながら、孔子の弟子の卜商ぼくしょう)に政治を学び、同門の李克や、楽羊、呉起らと共に魏の文侯に仕えた。
 鄴の県令に起用された西門豹が、同地に赴任してすぐに土地の老人たちに民の暮らしぶりや問題点などを尋ねると、
 「河の神に生贄の娘を捧げる儀式を毎年行っている。儀式の費用の名目で多額の税金を取り立てらる為困窮している。だが費用のほとんどは、儀式を取り仕切る三老や役人や巫女が山分けしている。」
 と、迷信を利用して私腹を肥やしている者の存在を聞かされた。

 灌漑の必要性を感じていた西門豹は、まずこの河の神の迷信をどうにかしなければ、民の精神面でも、財政面でも問題になると考え、
 「河伯のために婦を娶ってやる時期になり、三老・巫女・父老たちが娘を黄河のほとりで送る日が決まったら報告してほしい。」
 と農民達に言い渡した。

 儀式の日、部下と共に儀式の場に現れた西門豹は、河伯の婦を呼んで来い。
 その美醜を見届けてやろうといって生贄の娘を目の前につれてこさせると、
 「これでは器量が悪すぎる。」
 「河の神様のお怒りを買わぬためにも、最も河の神と親しい者に、もっと良い娘を連れて行きますので待ってください」
 と伝える使者になってももらおう、と言って巫女の老婆を河に投じた。

 老婆が河から上がってこないのを確認した西門豹は、
 「沈めた巫女が帰ってこない。様子を見てこられよ」と言って、老婆の弟子の巫女達全員を河に投じさせ、弟子達も河から上がってこないのを確認すると今度は、
 「河の神への願いが、弟子達も帰ってこない程難航しているようなので、次いで河の神様に貢献している三老に手助けをお願いしよう」
 と言って、三老を河に投じた。
 三老も河から上がってこないのを確認すると今度は、三老も帰ってこない。
 「更に次いでとなると、多額の金銭を集めた役人であろうか」
 と言って役人を河に投げ入れようとすると、役人達は平伏して詫びを入れ、以降、河の神に生贄をささげようと誰も言わなくなり、迷信は一掃された。

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