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2011年10月27日 (木曜日)

中国の傍観者だけが批判の対象か?

 最近、中国で2歳の女の子がクルマに轢かれて倒れたのに、通行人が見て見ぬふりをして通り過ぎる情景がニュースとして流れた。
 これを「それ見たことか」と、中国人の国民性を批判する報道を目や耳にする。
 このようにマスコミやネットなどが一斉に同じ目線で報道するときは、別方向から観察することも大切だ。

 さて、自分の目前で同様の事件・事故が発生した場合、本当に即座に的確な手を差し伸べることができるのだろうか?
 日本人なら、中国人のようなことはないと期待したい気持ちは十分に分かる。
 しかし、人の不幸に冷たい日本人の姿は随分とみてきた。
 一方、大震災などでは「支援の和が広がる」という一面もある。
 
 このような人間の行動を、集団心理の「傍観者効果」で説明できるそうだ。

 「傍観者効果」とは、社会心理学の用語であり、集団心理の一つ。
 ある事件・事故に対して、自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさない心理だ。人は大勢でいると、目の前に危険な人がいても「誰かが助けるだろう」という、もたれあいが働き、結局、誰も助けないという現象が発生するという。

 つまり、なにも中国人を特別の感覚で批判する必要はない。
 日本人でも、過去に事例をいくらでもあげることができる。
 最近では、電車の中で女性が暴行を受けているのに、電車の乗客は誰も助けなかったことが問題になったこともあった。
 また2007年2月6日午後7時半頃、ときわ台駅で板橋署常盤台交番の宮本邦彦巡査部長が自殺企図の女性を助けようとして電車に轢かれて殉職した事故があった。
 このときも、駅のホームにはこの様子を傍観していた人達が多くいたのに、誰も助けようとしたり列車停止ボタンを押す人はいなかったという。
 しかし、この時は傍観者を批判するマスコミ報道は一切なかったはずだ。

 
 あなたは、自分の目の前で同様のことが発生した場合、本当に即座に手を差し伸べることができますか?
 小生は、出来れば、常に最大限のことをしてやりたいと心の準備をしている。

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