« 鶴岡出身・高山樗牛著「滝口入道」 | トップページ | 苦境にあっても天を恨まず »

2011年9月22日 (木曜日)

公認マラソンコース計測は警察官だった。

 公認のマラソンコースは自転車3台で計測していることをご存じだろうか。
 また、その計測員の責任者が警察官だったというから驚きだ。

 9月17日(土)の昼過ぎ、何となく「久米宏 ラジオなんですけど」を聴い20110917_1ていると、マラソン計測員の平塚和則さん(61歳)がゲスト出演していた。

 平塚和則さんは、昨年警視庁警察官を退職している。
 17年前に日本陸連のC級計測員になって以来、本業の警察官の合間にボランティアでマラソンコースを計測して来た。

 2004年にA級資格を取得以来、今年初めまで国内唯一の国際陸連A級計測員だった。
 A級計測員は、オリンピックなど公認のマラソンコースを計測できる。
 
A級計測員は、日本では勿論、アジアで一人だけだというから貴重な存在だ。
 現在、日本国内で開催されるマラソンの国際大会は、全てが平塚さんの計測によるものだそうだから凄い。
 因みに、世界中でA級資格者は約60人で、日本国内では今年2人目が誕生している。

  マラソンコースの測り方は、現在では3台の自転車で道路上を同時に走り、前輪の車軸に取り付けた「ジョーンズカウンター」と呼ばれる専用のカウンターを使う。
 しかし、計測に使う自転車や乗る人の体重、気温によって回転数が変化するので、事前に400メートルの直線区間を何カウントで走るか、計測の直前と直後に確かめる。
 
 直線部分は、路肩から30センチ、左カーブは内側から30センチを走る。
 右カーブは中央車線から直線で最短距離に測るのが鉄則だそうだ。

 そして、この計測開始はマラソンがスタートする約3分前に、自転車計測が10a5スタートするのだという。
 理由は、マラソンコースの交通規制が始まる直後でなければ計測できないそうだ。
 なるほど、コースは左折だけではない。
 右折道路を計測するとなると、交通規制されていなかったら、自転車での計測はまず無理だ。当然、スタート時点ではゴールは決定しているのだから、事前にぎりぎりの計測をしておく必要がある。
 万が一、そのゴールが42、195キロメートルより短かったら、数メートル伸ばすこともあるらしい。

 
  自転車で測る以前は、長さ50メートルの鋼製ワイヤを使い、50メートル毎に確認し、それを844回繰り返して42、195キロメートルのコースを正しく計測していた。
  なんとなく、マラソン大会を楽しんでいたが、このような陰の存在を知った。

http://www.tbs.co.jp/radio/kume954/guest/
久米宏ラジオなんですけど。 
    2011年09月17日 ゲスト:平塚和則さん(マラソン計測員)
 今週9月17日のゲストは、国際陸上競技連盟公認のマラソン計測員の平塚和則さんでした。
 今月頭に、韓国で世界陸上が行われていましたが、平塚さんは、オリンピックのコースの計測も出来るA級計測員の資格をお持ちです。
 世界でも60人ほどしかいません。
 実は、2年前まで警視庁勤務の警察官という異色の経歴を持つ方です。
 警視庁で平塚さんというと、八兵衛さんを思い浮かべますが、全く関係はないそうです(笑)
 マラソンコースの計測は、50mのワイヤーを尺取虫のように844回取っていくパターンと、自転車で路肩から30センチ、内側から30センチ中央よりを走るという方法があるそうです。これは、大変な作業です。
ただ、自分の計ったコースを何千人、何万人の人が走る。これが生き甲斐なんだそうです。
 平塚さん、これからも多くのランナーのために、よろしくお願い致します。
 写真は、自転車での計測時に使うジョーンズカウンター。
 ジョーンズさんが考案したものです(笑)。
 この人の器は、日体大時代の箱根駅伝のチラシ。
 平塚さんは、車に乗っている右側のメガネの青年です。

|

« 鶴岡出身・高山樗牛著「滝口入道」 | トップページ | 苦境にあっても天を恨まず »

03  紹介しておきたい話」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1208592/41774753

この記事へのトラックバック一覧です: 公認マラソンコース計測は警察官だった。:

« 鶴岡出身・高山樗牛著「滝口入道」 | トップページ | 苦境にあっても天を恨まず »