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2011年6月11日 (土曜日)

立川断層の話題

 久々に立川断層のことが話題になっている。
 実はこの断層のことは、かなり前の発見された当時から知っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110610-00000003-jct-sociF034_ichi
 立川断層は、埼玉県入間から東京都青梅市、立川市を経て府中市に至る断層帯。
 1975年に発見されたばかりの断層だ。

  平均活動間隔は1万年から1万5千年前後とされ、一番新しい活動は約1500年前だったと聞いたことがあるが正確なことは知らない。
 この活動予測から逆算すると、数千年は大丈夫とされていた。しかし、3月11日発生の東日本大震災で、この予測に大きな狂いが生じた。
 それくらい東日本大震災は、日本全体が乗っているプレートに大きな影響を与えたようだ。

  立川断層帯は、武蔵野台地を東西に走る道路や鉄道、そして玉川上水などを横切ることになる。
 この玉川上水は、羽村市の多摩川で取水され、武蔵野台地の緩やかな傾斜を利用して西から東へと流れている。
 ところが、立川断層は東側(都心方面)が西側(多摩地区)に比べてやや高くなるようなズレ方をしており、武蔵野台地と逆勾配となっている。

  この逆勾配を玉川上水を造った玉川兄弟は見事に乗り越えた地点がある。
 その地点は大曲付近だ。Eq_plate
 ほぼ直線の玉川上水が、大曲付近では弓のようになっているが、これは立川断層を迂回させた地点だ。
 ただ、玉川兄弟が台地の高低差を立川断層と認識したかは不明のようだ。

  それから立川市には、米軍立川基地跡地に「立川広域防災基地」が、立川断層のほぼ真上に造られた。
 滑走路の長さ 1200m の飛行場、医療施設、備蓄倉庫等を備え、空輸による人員・物資の緊急輸送の中継・集積拠点、自衛隊、東京消防庁、警視庁などの援助隊の運用・受入拠点として、南関東地域における災害応急対策活動の中核拠点として機能する。
 ここに造られた目的は、都心に直下型地震で首都機能が失われた場合、国や都の災害対策本部予備施設として使用される。総理大臣官邸(危機管理センター)・中央合同庁舎第5号館(災害対策本部本部長室)・防衛省本省(中央指揮所)・東京都庁舎(東京都防災センター。東京都総務局総合防災部)などがある。
 最近移転したばかりの、東京地方裁判所立川支部や立川市役所などは、立川断層帯の真上といっていい。

 このような重要施設を、なぜ、わざわざ危険な断層帯上に造ったかとすると、立川断層の活動周期からすると数千年は地震はないと予測したからと聞いた。
 約30年前、この場所に移転する直前の関連施設に勤めていたことがあったが、そこで、このような説明を受けたことがある。
 それが、今回の地震で大きく予測が狂ったことになる。

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