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2011年5月20日 (金曜日)

「BRICs(ブリックス)」とは?

 日本経済新聞・朝刊の「きょうのことば」には目を通している。Worldmap
 最近気になった「きょうのことば」は、先日5月19日の「BRICs(ブリックス)」だ。

  「BRICs」は、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の4カ国の頭文字を並べ、今後益々台頭が予測される新興大国を意味する。

  今後の世界経済を大きく左右するのは、この「BRICs(ブリックス)」と言われる。
  この「BRICs」諸国の特徴は、国土が広大、原油や鉄鉱石などの豊富な天然資源、労働力の源泉となる膨大な人口を持つのが共通点だ。
 BRICsが世界に占めるウェイトは、国土面積で29%、人口では42%となっており、世界の中で圧倒的な比重を占めている。

  「BRICs(ブリックス)」のうち、G8サミット参加国はロシアだけだが、中国、インド、ブラジルが参加しないサミットで世界経済の問題を協議しても無意気だとして、G8サミットの枠組みの見直し意見もある。
  それでは、「BRICs(ブリックス)」四カ国の現状を勉強しておこうと思う。

BRICs諸国の現状
  http://www.fxprime.com/excite/bn_ykk/ykk_bn20.html
ブラジル
 1992年以前は年率数千%というハイパーインフレを引き起こし不安定な経済環境でしたが1993年以降は実質GDP前年比が10年連続プラスで推移するなど安定感がでています。
2003年のGDPはマイナス0.2%でしたがIMF(国際通貨基金)の予想では2004,2005年ともに3.5%前後のプラスが予想されています。
 逆にブラジルが抱える問題として債務返済があります。
 2003年末の公的債務残高はGDPの約59%を超えており、今後の成長阻害要因になりかねません。2003年1月に就任したルーラ大統領は前政権の政策を踏襲し財政均衡を目指した経済政策運営をしています。

ロシア
 ロシアの強みは天然資源に恵まれていることです。
 石油、ガス、金属が輸出の約3分の2を占め、鉱工業生産の約3分の1を占めています。
逆に言うと天然資源に依存している度合いが高く、経済が商品市況や為替市況に左右されやすいともいえます。
 プーチン大統領は1999年12月に突然の辞任をしたエリツィン大統領のあとを受けて、翌2000年3月の大統領選挙で第二代大統領となりました。
 2004年3月の大統領選では得票率71%を獲得し、高い支持率を得て再選を果たしました。しかし一方で、独立を求めるチェチェン共和国では武力衝突が続いており社会不安が経済に与える影響も無視はできません。

インド
 1991年に誕生したラオ政権はそれまでの社会主義的経済と決別しました。
 そのラオ政権で経済改革を主導したシン元財務相が2004年の総選挙で新しい首相に任命されたことは、金融市場では安心感をもって受け止められています。
近年のソフトウェア産業の急成長は安価で豊富な労働力だけではなく、準公用語が英語であることがインドの強みです。
 今後も米国企業のインドでの業務委託の流れは続く見通しです。
 但し、農業がGDPの約25%を占めておりロシア同様に経済が商品市況の動向に左右されます。

中国
 BRICs諸国のなかでも一番成長が期待されています。
 かつて日本が1964年の東京オリンピックと1970年の大阪万博を経て経済大国の仲間入りをしたのと同様、中国も2008年の北京オリンピックと2010年の上海万博を経て誰もが認める経済大国へと変貌を遂げるかもしれません。
2003年3月に国家主席の地位を江沢民から継承した胡錦涛を中心とする指導部は堅実な政策運営をしており、いまのところ過熱気味な景気もバブル崩壊にならないようにうまくコントロールしています。

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