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2011年4月18日 (月曜日)

大震災は地球人類を一体にする?

 日本を襲った大震災を切っ掛けに、地球人類が一体になる機会になって欲しい。
 マイケル・サンデル教授の講義には、そんな期待が込められていると観ていた。

 平成23年4月16日(土)は、NHKでハーバード大学教授による「マイケル・サンデル、究極の選択」という特別講義が行われた。100404_1
 注目したのは番組の中で、政治思想家のジャン=ジャック・ルソー(1712年6月28日~1778年7月2日)が、
 「人道主義の精神は世界全体に広がると薄まり、弱まってしまう。私たちヨーロッパ人は日本で起きた災害に、ヨーロッパを襲った災害と同じだけの衝撃を受けるわけではない」
 と主張したことをマイケル・サンデル教授が紹介した。
 そして、「君ならどうする?」と、投げかけていた。

  この意見に、東京のスタジオで殆どが反対したことに違和感を覚えた。
 そこまで良い子ブルことはないと思った。

  身近かで、日常的に起きる葬儀や病気見舞いに例えれば分かり易い。
 我々日本人は、近親者の不幸には普通にお見舞いを出す習慣があるが、縁遠い人達には割り切って出さないのが自然だ。
 きっと、ジャック・ルソーが言いたかったのは、「災害や戦争など人道主義の精神は、人種や歴史的背景からして、その地域や民族に限定的なものだ。」ということだと思う。Ishidaira

 この意見に、作家の石田衣良氏が、
 「もし、ルソーが今生きていたら、YouTubeで津波のムービーを見てこれは世界の果てのことではなくて、自分の隣で起こったことだと思ったと思います。」と述べたことには共感を覚えた。

 人類は、日本の大震災を機に地球の裏側の災害や戦争にも共感する思想や考えが浸透する切っ掛けになるのではと予感した。
 是非、そうなって欲しいものだ。

 ルソーが生きた時代に比べれば、情報伝達のシステム、スピードは間違いなく早く知れ渡り、地球の裏側の民族とも苦しみや喜びを共感することが出来る
  情報伝達の速度は、地球人類を一体にさせる力を持っている。
 そして今こそ、ジャン=ジャック・ルソー以上に、地球人類全員を束ねて説得出来る政治思想家の出現が待たれる。
 マイケル・サンデル教授は人類を説得出来る政治思想家の一人であろう

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