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2011年4月 8日 (金曜日)

商工にっぽんの『わーく43』紹介

 『商工にっぽん』は、社員教育冊子の“決定版”と言われている。Work_200712_m
 
 会社人間の育成にはなかなかの内容だと思っているが、経営サイドの論理に偏った内容だと思いながらも仕方なく読んでいる。
 しかし、会社は起業しても、10年後に残る確率は精々5%、30年後は2%というから、生き残るために経営者は全力をあげている姿が見えて来る。
 目に止まった文章を何点か紹介したい。

社長の「せっかち」に学べ
 ・積極的で思い立ったら即行動
 ・歩くのが早い、食べるのも早い
 ・待たされるのが嫌い
 ・「結論を先に言いなさい」が口癖


 これらはほんの一例だが、社長は「せっかち」なタイプが多い。
 社員の動きが鈍いとイライラする。
 お客さまを待つくらいなら、自分から営業して注文を取ってくる。
 あなたの会社の社長もそうではないだろうか。
 社長には会社を存続させ発展させなければならないという使命感と危機感がある。
 だから一分一秒を無駄にすることなく、つねに積極的に行動する。
 動かずにはいられないのだ。
 せっかちな社長からすれば、消極的で慎重すぎる社員や、マイペースでのんびり動いている社員は、歯がゆくて仕方がない。
 一人ひとりの時間の無駄が、大きなロスとなり、会社に大きな損失を与える。
 それが身に染みてわかっているからだ。
 町工場を世界的に知られる企業にまで成長させた社長はこう言った。
 「準備万端整うまで待つな」好機を待っている間に、チャンスは逃げていってしまう。
 社長の「せっかち」を見習い、仕事のスピードに磨きをかけよう。
 【check point】チャンスを逃がさず、先手を打とう


誰のため、何のために働くのか
  ある調査機関が会社で働いているひとを対象にして行ったアンケート調査の項目に次のようなものがあった。
 「もし、あなたに一生涯不自由なく生活していけるだけのお金があったならば、仕事を辞めますか。辞めませんか。」この質問に対してアンケートに答えた全体の約7割の人びとが、辞めないで働き続けると答えた。
 仮に「働くこと」が単純に「お金のためだけ」であると考えるのであれば、アンケートの答えが逆になっていても不思議ではない。
 つまり、「お金がある。だから働かない」という図式だ。
  また、別の調査機関が行ったアンケート調査では、会社で働くひとに対して「あなたは自分の年収がどれだけあれば満足しますか」という日米比較があった。

 この問いに対する日本人が満足すると答えた平均額は2500万円前後であった。
 ちなみにアメリカ人の平均額は3000万円程度であったという。
 もちろん、年収2500万円といえば莫大な額であることは確かだ。
 しかし、考えようによってはアンケートに答えた人びとは、自分の年収を決して「青天井」にしたいとは考えていないということでもあるのではないか。
 つまり、お金だけを自らの働きに対する判断基準にはしていないということだ。
 もちろん、消費であることが美徳であるという訳ではなく、働く意味付けが重要ということではないか。
 ひとは社会との関わりなくして存在することはではない。
 つまり、自らの働きが社会と繋がっていることを自覚することで、自らの存在を社会に対して証明することができる。

 アンケート結果は「働かなくとも一生涯お金には困らない、だから働かない」という図式であるならば、社会との関わりを自ら閉ざすということになるということを潜在的に感じ取ってのこととも捉える事ができる。
 恐らく「働くことを辞める」と答えたひとも、数週間、数カ月、どんなに長くとも1年もしないうちに、ほとんどのひとが「働きたい」と思うようになるはずだ
 なぜなら働くということは、社会との繋がりを自覚できる行為であると同時に、自分自身の“成長”を求めるという願望や欲求とも密接不可分だからだ。
 ひとが社会的動物である以上は、成長したいという願望や欲求がなくなることはない。 そもそも、ひとは、お金だけを求めて働いているのではない。
 自分の“成長”を求め、働いているのだ。
 とりわけ会社組織での働きは、仕事を通してこの「成長したい」という願望や欲求を満たす最良の“場”を提供してくれる。
 会社組織という場を活用し、自分自身の成長のために働くという意識が、会社組織の成長を通して社会との繋がりをより強くしてくれる。

■「戦力だ」と認められる条件
 京都にハードディスク駆動用モーターで世界シェア・ナンバーワンを誇る“強い会社”、日本電産がある。
 永守重信社長は
 「社員の心に火がつけば業績は上がる」
 「情熱、熱意、執念を持ち続けよ」
と、社員育成に力を入れている。
 そんな永守社長は、思うように社員が集まらない創業当初、こんな人材がほしいと考えを固める前に、「去ってほしい社員」というスローガンを作成した。
 1. 知恵の出ない社員
 2. すぐに他人の力に頼る社員
 3. やる気旺盛ではない社員
 4. よく休み、よく遅れる社員
 5. 言われなければできない社員
 6. すぐ責任転嫁をする社員
 7. すぐ不平不満を言う社員
 厳しく、耳の痛い7つの項目。そして社長であれば大きくうなずくであろう考え方である。
「基本の積み重ね」なのだ。
 言い換えれば、この逆が会社が「戦力」と認める人材である。
 それだけではない。
 戦力となる“すごすぎる!”社員は、「こんな当たり前のことを?」と思えることをカンペキにこなす。
 誰もができそうでやらないないことを確実に行うのだ。
【check point】会社が期待する人材像に一歩でも近づこう

チームワークを磨く
 会社にはさまざまなタイプの人間が集まっている。
 そのなかには、自分とはどうしても肌の合わない人がいることもあるだろう。
 だが、あなたは会社という組織にいる。
 相性の悪い相手とでも、仕事の上ではチームプレーに徹しなければならない。
 相性のよしあしが、仕事に影響を与えるようでは、戦力とは言えない。
 「忙しいから他人のことなどかまっていられない」
というのは間違いで、忙しいからこそ、お互いが補って、全体の成果を最大にすべきなのである。
 「1+1=2」であればチームを組む必要はない。
 チームワークをよくすれば「1+1」を3にも4にもすることができるからこそ、チームを組む。
 成果を上げるのはある特定の個人のように思えても、その背景には組織の力が大きく働いていることを忘れてはならない。
 組織の力が個人の力を引き出しているのだ。
 ただし、勘違いしてはいけない。
 チームワークとは、だれかに助けてもらうことを期待するものではない。
 一人ひとりが、与えられた自分自身の責任をきっちり果たすことが大前提にある。
【check point】チームプレーで成果を上げるのが組織の目的

■「完璧」より「速く」が求められる
 「商品棚の整理整頓は、8割を心がけること」
 これは、ある衣料品量販店の社内ルールだ。
 つまり、お客さまが陳列棚の衣料品を手にとって棚が乱れたら、すべてをていねいにたたみなおすのでなく、8割だけ整頓するように、と決められているのだ。
 商品が乱雑に置かれている店は見苦しい。80%でなく、元通りの100%の整理を目指すのが当然のはずだが、どうしてなのだろう。
 量販店ということもあって、来店客は非常に多い。次から次へとお客さまが来ては、商品を手にとる。そのため、ひとつの棚の商品を完璧にたたみなおしていたら、他の棚の整理が間に合わない。
 広い店内のたったひとつの棚をキレイにすることに固執すると、店内全体の整理整頓が行き届いていない印象を与えてしまう。
 だからあえて100%は目指さない。
 80%片づけたら、次の棚の80%、またその次の棚の80%を整え、全体を素早くキレイにすることを目指しているのだ。
 仕事は「100%完璧」にやることよりも、「80%で素早く」を求められる時がある。
 いまとりかかる仕事は「完璧」か「早く」か。どちらを優先すべきか、つねに意識しながら取り組む必要がある。
【check point】どこに力を入れるべきかを考えて行動しよう

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コメント

経営サイドの論理の偏った内容だと思いながらも仕方なく読んでいる。
まったく月一回読まされています。閉口しています。
これではいい社員は育ちません。

投稿: 田中良 | 2012年12月 7日 (金曜日) 午後 09時14分

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