« 予測された「原発震災」 | トップページ | 地震のメカニズムを勉強する。 »

2011年3月28日 (月曜日)

「発心、決心、持続心」とは

 最近、いい話を聞いた。S_p8140087
 「さぁやるぞ」と決心し、何かを実行することがあるが、これを永年継続させて実らせることは更に難しい。
 何度、何かを決心し挫折したことか・・・・・・

 イエローハットの創業者・鍵山秀三郎氏の『凡事徹底』の中に、夏目漱石が弟子の芥川龍之介に言った言葉が紹介されている。
 --------------------
 「世の中は根気の前に頭を下げることを知っています。火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。だから、牛のよだれのようにもっと根気よくやりなさい」41500_
 夏目漱石は単なる文才の人ではなく、深く人生を見詰めた人であることを物語る一言である。
 
 漱石については、新潮社を創立した佐藤義亮氏も、その著書(『明るい生活』)で興味深い逸話を記している。
 漱石の書は何とも言えない気品があって、誰もが欲しがった。
 漱石門下の某氏もその一人で、かねがね何度か所望したが、一向に書いてくれない。
 ある時、夏目邸の書斎で某氏はついに口を切った。

 「前から何度もお願いしているのに、どうして僕には書いてくださらないんですか。
雑誌社の瀧田(樗陰)にはあんなにお書きになっているのだから、僕にも一枚や二枚は頂戴できそうなもんですな」Gp7242
 漱石は静かに言ったという。
 「瀧田君は書いてくれと言うとすぐに毛氈を敷いて、一所懸命に墨をすり出す。紙もちゃんと用意している。都合が悪くていまは書けないというと、不満らしい顔も見せずに帰っていく。そして次にやってくると、都合が良ければお願いします、とまた墨をすり出すんだ。
 これじゃいかに不精なわしでも書かずにいられないではないか。
 ところが、きみはどうだ。ただの一度も墨をすったことがあるかね。
 色紙一枚持ってきたことがないじゃないか。
 懐手をして、ただ書けと言う。
 それじゃ、わしが書く気にならんのも無理はなかろう」

 この逸話にこもる実を見落としてはならない。
 ここには発心・決心・持続心のエキスが詰まっている。

■ 「発心、決心、持続心」とは、
  さあ、やるぞ、と心を奮い立たせるのが「発心
  やると心に決めたことを実行するのが「決心
  そしてその決心をやり続けるのが「持続心」である。

■「凡事徹底」とは、平凡なことを誰にもできないくらい徹底してやること。
 単に徹底するだけではなく、誰にもできないくらい徹底するのである。

|

« 予測された「原発震災」 | トップページ | 地震のメカニズムを勉強する。 »

02 「うんちく」知ったかぶり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1208592/39382899

この記事へのトラックバック一覧です: 「発心、決心、持続心」とは:

« 予測された「原発震災」 | トップページ | 地震のメカニズムを勉強する。 »