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2011年3月19日 (土曜日)

高圧放水車はデモ~原発鎮圧へ

 戦争、事件、災害でも、最初に出動する切り込み部隊には極めて重要な任務が帯びる。まず対象となる相手、敵の力量、災害の規模、そしてリスクも全く不明だ。
 つまり、手探り、実験台となる可能性が高い。
 この任務を警視庁機動隊の隊員が見事に果たした。

 警視庁機動隊の「高圧放水車」は、かつて、投石や火炎瓶を投てきする悪質なデモ隊の鎮圧に用いられた。P1000147
 それが時代が流れ、原子力発電所の使用済み核燃料プール鎮圧に出動することになった。

  3月17日、福島第1原発3号機を冷却するための指令が、警視庁第一機動隊に白羽の矢が立った。
 本来なら、別の組織が適任であることは明白だが、逃げることはなかった。
 当初は、この「高圧放水車」を東京電力に貸し出すだけだったようだが、運転は警察官にお願いしたいと依頼されたという。
 放水車を操縦する10人は警部補以下の25~41歳。
 大半が既婚者だ。
 志願によるものではなく、単に出動順位に従っただけと推測する。
 警察は、自衛隊や東京電力に「一番いい放射能防護服を貸してくれ」と依頼した。
 当然のことだ。
 そして、自衛隊から借りた放射能防護服に身を包み、被ばくの危険がある現地に赴いた。第1原発に見立てて訓練する暇もない慌ただしさだったという。
 石原都知事も「正に決死隊だ」と評価した。

  放水は17日午後7時5分ごろ、3号機から20~30メートルの距離に止めた放水車で、最初の班の4人と指揮官1人が放水作業を開始。同15分までに、タンク内の水4トンと、近くにある貯水池の水40トンを合わせた計44トンを放水した。
 当日の報道では、「当初、“水は目標に届かなかった”と誤った説明をしたが、放水の多くは目標に届いていて活動の成果がはあった」と訂正している。
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  そして、機動隊員らが一定の放射線を浴びた可能性は高いが、健康被害は基準値内であることと、冷却効果が高いとして、その任務は、消防や自衛隊に引き継がれた。
 今、盛んに高所に伸びる高圧放水車によって大量に放水を行っているが、こんな便利な放水車があるなら出し惜しみするなと言いたい。

 まずは、全力で被害拡大をくい止めて欲しいと願うばかりだ。
 日本の勇士達が、大災害に立ち向かう姿を世界中が注目している。

出動の歌
[1]
熱血に 誓いも固き
四千の 希望は踊る
雪白の 輸送車こそは
警視庁 鎮めの先駆
おお
都路の 治安の華ぞ
ああ
正義 われら機動隊

[3]
ふしぎなる えにしの糸に
結ばれて 友と相呼び
共に練り 友に学びて
永遠の 真理求むる
おお
くろがねの 契りも固き
ああ
光り われら機動隊

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