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2011年2月13日 (日曜日)

東京の雪は台湾坊主が影響

 東京地方の降雪は、微妙な気候微条件が重ならないと、まずない。
 その第一条件は、関東南方の「南岸低気圧」の移動するコースだ。
 例年1月から3月にかけて、東シナ海から日本の南海上が暖気と寒気の境界となり、「南岸低気圧」が発生し、発達しながら関東の南海上を通過することが条件だ。
 これを、発生場所や坊主のような形から、昔は「台湾坊主」と呼んでいた。
 現在の正式名称は「東シナ海低気圧」、春を知らせる確かな足音でもある。

  更に、日本海側と大きく気候を隔てるのに「脊梁山脈(せきりょうさんみゃく)がある。
 「脊梁山脈」とは、ある地域の背骨に相当するような大山脈で、分水嶺となっている山脈のことを言うが、天候や生態系まで大きな違いが現れる。
 アンデス山脈はその典型だが、日本でも、関東地方の脊梁山脈とされる奥羽山脈や越後山脈などにより、太平洋側と日本海側は天候は大きく分かれる。
 この地形から、日本海側からの水分を含んだ雪雲が東京方面まで届かず、乾燥した空気だけが流れこむだけとなる。Coastallow1
 このような条件から、日本海側とは対照的な天候が続くことになる。
 東京地方に人が多く住むことは、このようなところにもあるのだろう。
 江戸を開発した、太田道灌や徳川家康には先見の明がある。

 ここ数日、東京地方にもうっすらと雪が降った。
 関東平野に雪を降らせるには、西高東低型と呼ばれる東に低気圧、西に高気圧が存在している冬型配置がゆるむ季節だ。
 大陸の高気圧はやや北に退き、太平洋南岸沿いを西から東へと低気圧が発達しながら進むときがある。これが「南岸低気圧」で「台湾坊主」と呼んでいる。

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