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2011年2月 5日 (土曜日)

プレゼンテーションのプロ

 「○○さんは、プレゼンテーションのプロですね」
 約30分間の入札プレゼンテーションを終えると、真正面のクライアントの責任者はこう口火を切った。
 他の四人も同じような目で一斉にこちらを見ていた。2011_02
 表情を変えずに軽く会釈した。

 この全国組織の公営団体の傘下で一般企業が働くには、全てが入札で決められているという。
 「これまで、多くのプレゼンターを見て来たが、さすがだ。」と、わざわざ雑談を交えて労をねぎらってくれた。
 しかし、これは一瞬のぬかよろこびだった。
 事前に「入札プレゼンテーション」で懸念したとおり、入札資料の粗雑さ、詰めの甘さは、あっという間に彼らに看破された。

 次は、全権委任された会社役員に質問が集中した。
 準備不足の役員は、しどろもどろだ。きっと、分厚い入札資料は見ていないのだろう。
 この入札は、会社そのものが審査されているという自覚が不足している。
 プレゼンターがどんなに頑張っても、プレゼンの配点は100点満点中25点だという。
 プレゼンの技術だけでは、どうしようもないのだ。
 結果は予測がついた。2週間後の審査結果を待つまでもない。

 これまで「プレゼンテーションのプロ」などと、意識したことも思ったこともない。
 今回、入札プレゼンテーションは初体験であり、指名されると、まず手探りでクライアントの情報を徹底的に調べ上げた。
 関連組織の知人からも情報を得た。これは大きかった。

 そして、この組織の現在の問題点などを知り、その改善策を練る。
 プレゼンの全体の流れとしては、私はこんなにあなたのことは知っている。
 あなたの困っているところは勿論、痒いところにも手が届くようなきめ細かい仕事をする。私を責任者として、私が勤める会社に、この業務を任せてくれれば、きっと、こちらも社会的に評価されるだろう。
 具体的には、
 最初に、「結論を示す」、
 次は、「結論に至る経緯を話す」、
 そして、「その経緯に対する具体的事例を挙げる」、
 最後は、「ポイントとなる内容を繰り返す」。
 この程度のことは、無意識のうちに展開させたはずだ。

  プレゼンテーションの目的は、相手側にこちらの持っている情報を過不足なく伝え「なるほど」と理解していただくことだ。
 声のトーン、表情、視線、姿勢、服装、しぐさ等々は、場数を踏んで洗練される以外にない。
 会社役員は、次回のプレゼンもお願いしたいという。
 これに対して、「私へのバックアップ体制が弱い。それにこの程度の入札資料しか作成できないなら無理だ。」と伝えた。ここでも「恵那雑巾の精神」は忘れている。
 独り相撲はとりたくないのが本音だ。
 もし、あるなら会社側と価値観が合致したときであろう。
 会社は今回受けた洗礼で、少しは変わることが出来るのだろうか。
 いろんなヒントをもらったはずだが・・・・・・・・。

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