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2010年12月12日 (日曜日)

鍵の受け渡しに思う

 鍵を誰かに手渡すことは、降伏、信頼、契約など極めて重要な意味がある。
 
 戦争で敵にカギを渡すことは降伏を意味する。727pxvelazquezthe_surrenderof_breda
 17世紀スペイン絵画最大の巨匠といわれる“ディエゴ・ベラスケス”の代表作に『ブレダの開城』(La rendición de Breda, Las lanzas)という絵がある。1634~5年に描かれたそうだ。

 この絵は1624年、オランダの要塞都市ブレダをスペイン軍が包囲した際、オランダ軍司令官がスペイン総監へ城門の鍵を渡す場面だ。戦争に敗れたオランダのブレダ側がスペイン軍に全面降伏の意思表示をしている。

 また、カトリック教会の表象として、聖ペトロの『鍵』が有名だが、十二使徒の一人で初代教皇の聖ペテロは、イエス・キリストから天国の鍵を授かったDsc03520
 右のペテロが手にしている鍵だ。
 今でもローマカトリックは、この鍵を所有しているとされる。
 きっと、この鍵には神との契約など、最高の権威づけがなされているのだろう。
 宗教の難しいことは知らないので、これ以上は書かない。

 現代でも、建物の管理者が警備員に、建築業者、車屋さんが購入者にカギを手渡すことは大切な儀式となっている。
 つまり鍵の受け渡しは、その施設の管理、物件の権利などを全て委譲しますという意味になる。
 もっと大きくとらえれば、「鍵を渡すことは財産、時には生命身体の管理まで任せること」とも言える。
 それから男性が「彼女に鍵を渡すこと」の意味は、「愛する人への降伏」とも言える。
 残念ながら、このような経験はなかった。

 いつも堅い話題なので、柔らかい話しを提供したい。
 ある騎士が、十字軍に出ることになった。
 留守中の妻の浮気を心配したこの騎士は、妻に貞操帯をつけさせる。しかし、何しろ遠い聖地に戦争に行くのだから、生きて2_6戻れる保証はない。自分が戦死したり病死したりして戻れなかったら、貞操帯をつけたままの妻がかわいそうだ。
 そこでその騎士は、自分に万一のことがあった場合のために、信頼している友人に貞操帯の合い鍵を預けておいた。
 そして、その騎士が出発して1時間ほどした頃、その友人は慌てて馬をとばして追いかけてきた。
 「おおい! 待て! 俺が預かった鍵は違う鍵だ!」

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