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2010年10月 5日 (火曜日)

周平原作「小川の辺」映画化

 藤沢周平原作の映画「小川の辺」が、篠原哲雄監督により山形県で撮影が開始された。ロケは湯殿山や鳥海山、山形市の山寺や馬見ケ崎などで行うそうだ。514krnnbefl__sl500_aa300_
 原作の「小川の辺」は、単行本「海坂藩大全」(文藝春秋刊)、文庫本「闇の穴」(新潮文庫刊)に収められた短編小説。42枚84ページの1時間程度で読み切れる内容だ。

■ 「小川の辺(ほとり)」あらすじ
 海坂藩藩士(戌井朔之助、いぬいさくのすけ/東山紀之)は、主君の命を受け、妹(田鶴/菊地凛子)の夫(佐久間森衛/片岡愛之助)を討つことを余儀なくされた。
 戌井朔之助の葛藤と、その妹に思いを寄せる若侍(新蔵/勝地涼))の苦悩がみどころ。
  妹の田鶴自身が剣術遣いでもあり、もし刃向かえば兄は妹を斬らなくてはいけない。
 朔之助が佐久間を探す道中に付き従うのは、戌井家に仕える若党の新蔵。
 新蔵は朔之助や田鶴とは兄弟同然に育った仲。News
 新蔵は田鶴に主従関係以上の思いを抱いていた。
 妹を思う兄と、愛する人を死なせたくない新蔵。
 二人の男の心情は、田鶴との再会によって揺れる。
 橋の下で豊かな川水が軽やかな音をたてていた。

 キャストは、東山紀之、菊地凛子、片岡愛之助、尾野真千子、松原智恵子、笹野高史、西岡徳馬、藤竜也、勝地涼 ら。
 菊地凛子の茶髪から黒髪への変化も面白い。

 篠原哲雄監督は、「藤沢先生が描く日本人の高潔さや潔さ、美しさを表現したい」との意気込みを示したという。
 この映画づくりは国内でも例のない、地元マスコミが連携した「オール山形」方式での製作される。製作に参加するのは、山形新聞と、山形放送、山形テレビ、テレビユー山形、さくらんぼテレビ、ケーブルテレビ山形のテレビ5局。「メイドイン山形」。
 映画作りの新たなモデルケースだそうだ。
 2011年初夏に全国で公開。まだまだ先だが楽しみだ。

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