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2010年9月15日 (水曜日)

地元向け日本酒「十四代」

 息子が、都内の居酒屋で職場の上司から「十四代」をご馳走になったという。F0084695_1615879
 先般、山形県に帰省した際、生意気にも「美味かったので十四代をお土産に買って行きたい」と言い出した。
 仕方なく、高速を「山形北」で降りて、酒造元がある村山市や尾花沢方向に向かった。手に入り難いのは知っていたが、地元なら購入できるのではと安易に思っていた。
 しかし、街道沿いの何軒かの酒屋に立ち寄ったが、何処からも「14代はこっちじゃ買えないよ。全部東京に行くみたいだよ」と言われた。
 ある店で丁寧に教えてくれた、
 「山形市内の霞城(がじょう)公園近くの酒屋で、別の酒と抱き合わせで2万円ちょっとで売っているみたいだ」と言う。
 この情報を聞いて息子も購入を諦めたようだった。
 付け加えた。
 「山形県は十四代に負けない酒は幾らでもある。値段が10倍しても味が10倍のHatsusansaibthumb250x5002376酒はない」と無理矢理納得させた。
 今回は、酒田市内で白い酒瓶の「初孫の古酒三歳」を何本か購入していた。この酒は高級感ある酒瓶で飲み心地良く、値段は手頃だ。
 案の定、喜ばれたという。
 この酒は結構古い銘柄で、昭和40年代には売っていた記憶がある。
 小生も土産に相当購入している。
 
 何も日本酒「十四代」だけでないが、ちょっと人気があると売値を流通段階でつるし上げるところがある。
 製造元が値を上げているわけではないという。
 殆どの場合、テレビなどで人気タレントのオーバーアクションによる過大評価だ。
 きっと「十四代」もそれだろう。村山市の酒造元、高木酒造も困惑しているものと思う。
 かつて、一番人気だった日本酒製造元の社長が、「けっして、我が社がボロ儲けしている訳でない」とのコメントを思い出した。
 最近、この日本酒「十四代」の「高木酒造」が地元向け開発した十四代特吟の小瓶を発Img_2010090300024表した。
 県外の皆さんが、この地元向け小瓶の日本酒まで値段を吊し上げるようなことをしないで欲しいものだ。
 希望小売価格は1本750円(税別)らしい。
 これが常識的価格だ。
  「日本酒と豆腐には旅をさせるな」という格言があるそうだ。
 酒も生もので、その地元で飲んでこそ旨さが倍加する。
 つまり、元々が地元で消費することを念頭において作られているのが、各地の日本酒や豆腐だ。高木酒造は、この姿勢を大切にしようとしている。
 まず地元を大切にすれば、ご商売は安定する。

■山形県村山市大字富並1826
   「高木酒造」 高木辰五郎社長 杜氏 高木顕統

山形新聞】「十四代」思わぬ高値、蔵元も困惑 地元向け小瓶を開発、販売
                                  2010年09月03日
   http://yamagata-np.jp/news/201009/03/kj_2010090300033.php
 地元でもなかなか入手できないプレミアム日本酒「十四代」の醸造元・高木酒造(村山市、高木辰五郎社長)は、1人でも多くの地元消費者に「十四代」を味わってもらおうと、300ミリリットル詰めの小瓶を新たに開発、村山地方向けに販売している。
 ただ全国的な超人気銘柄とあって、一部では出荷直後からインターネットオークションに流れたり、出荷先以外の酒店で5倍近い価格で売られるなどしており、蔵元も困惑している。
 今や、全国の日本酒ファンに広く知れ渡った人気ブランドの「十四代」。
 国内はもちろん、海外からの引き合いも多く、なかなか手に入らないことから“幻の銘酒”とも呼ばれている。
 ネットなどで驚くような高値で取引される一方、まとめて買い占めていくブローカーもいるとされ、地元でも入手が困難だ。
 需給バランスを少しでも改善し、地元の人にもっと楽しんでもらいたい-と開発されたのが小瓶「十四代 特吟」。「日本酒は造られた土地で飲むのが一番おいしい」(高木顕統専務)との考えから、「県外から訪れた人が、山形で味わえるように」という思いも込められている。
 山田錦を50%まで磨き上げ、特別に醸造した純米吟醸生貯蔵酒。
 初年度は、県酒類卸が販売した今年7月の生酒限定醸造頒布会(3銘柄セット)用に計6000本、蔵元扱いを含め村山市や尾花沢市、大石田町を中心とした取引酒店向けに計1万5000本を生産した。希望小売価格は1本750円(税別)。
 多くは県内の飲食店などに回ったようだが、人気ブランドの“宿命”としてネットオークションや県外に流れた分も少なくないとみられる。
 顕統専務は、「地元にどのくらい回ったかの分析はこれからだが、来年に向けて、どういう方法が効果的なのかを検討していく。
 現在は世話になっている地元中心だが、来年以降も順次、量を増やして、いずれは県内全域に向けて出荷していきたい」と話している。

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