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2010年7月 9日 (金曜日)

酒田・日和山から将来を展望?

 「街が出来たのには理由がある」、
 「街が今のように変化したのも理由がある」と言われる。

 最近、同山に行く機会があった。
 日和山に向かう途中、かつて市内で一番賑わった本町や中町辺りを通り抜ける。
 シャッターが降りている建物は目立つが、比例して歩いている人が少ない。
 妻は22歳まで勤めていた街だが、その寂れ具合に驚いている。

 さて話は変わるが、先日、山形県参議選選挙区で優勢な陣営に加担する態度を決めた県知事を「日和見主義の吉村知事」と批判した。
 日和見主義とは、自信、確信を持てないとき形勢を見て有利なほうに付くという狡猾な考え方のことだ。
http://z-shibuya.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-ba98.html

 この日和(天候)は、主に船乗りが船を出すかを決める際に海を見渡すことから由来している。そして、日和を見た高台を日和山と呼び、古い湊町に今も存在する。
 日和山(ひよりやま)は、日本各地80数箇所はあるといわれ、ネットでも各地の日和山を確認することが出来る。
 中でも由緒あるのは、かつて日本一栄えた酒田港を望む日和山
 現在は公園として整備され、往時の繁栄を偲ばせる石碑や銅像も数多い。
 酒田の歴史を見守り続けてきた日和山。
 そこからは酒田の今昔、そして将来も見渡せる人物がいるのかも知れない。

 その人物は、下関経由の日本海西廻り航路を開き酒田を繁栄させた河村瑞賢(1617~1699)か、それとも1689年の夏に酒田を訪れ「暑き日を海に入れたり最上川」と詠んだ松尾芭蕉(1644~1694)であろうか。それとも、今を生きる人材か。
 もし、ヒントがあるとすれば、瑞賢は海方向、芭蕉は酒田の街方向を見ている。
 
酒田の日和(将来)を見るヒントが日和山に隠されている?
 日和山には、芭蕉の銅像と、そこで詠んだとされる句碑がある。Dscn3965
 「暑き日を 海に入れたり もがミ川」
 「あつみ山や 吹浦かけて 夕すゞみ」
 元禄二年(1689)、奥の細道で酒田を旅した松尾芭蕉は、“不易流行”(ふえきりゅうこう)という教えを残している。
 「不易」とは変わらないこと、どんなに世の中が変化しても絶対に変わらないもの、変えてはいけないものを意味し、「流行」とは変わるもの、社会の動きや状況に従い変わっていくもの、或いは変える必要があるものを指す。
 そして、この両者が補足し合いながら発展していくことが、人であれ国であれ理想とされていると解されている。
 芭蕉は奥の細道の旅で一番気に入り、一番長い9日間も逗留した酒田のために、この言葉を残したのかも知れない。と、かってに思う。
 それでは、酒田で変えていけないもの、そして、変える必要があるものは何なのか。
 今は禅問答のようなことしか思いつかない。

街並みの変貌は酒田だけでない
 江戸時代~明治~大正~昭和にかけて栄えた街も、産業構造の変化、或いは人馬から鉄道更に車社会にと発展する過程で、時代から取り残された街が多くある。
 この発展過程で歴史的街並みを、発展の邪魔物として破壊し続けてきたところが殆どであり、その典型が東京と言われる。
 今、東京都民は失ったものの大きさにようやく気づき、後悔していると言われ、五街道の起点・日本橋の復活、江戸城天守閣の再建などが計画されている。
 また、街に取り残された歴史的な遺物を「街の資産」として、未来の街づくりに生かすために保全し活用する模索が各地で起きている。
 酒田市民は、どのような選択をするのであろうか。

日本各地の主な日和山
日和山 (山形県)-山形県酒田市。最上川河口・酒田港が展望出来る。
      公園として整備。敷地は3.8ha、内約2haが国有地で酒田市に無償貸与。
日和山(北海道)-小樽市(高島岬)日和山灯台
日和山 (北海道)-北海道登別市にある標高377mの山。
日和山 (石巻市)- 宮城県石巻市にある標高56.4mの山。旧北上川西岸。
日和山 (仙台市)-宮城県仙台市宮城野区にある標高6.05m。日本一の低山。
日和山 (名取市)-宮城県名取市にある標高6.3mの山。
日和山 (秋田県)-秋田県能代市にある標高30mの山。
日和山 (新潟県)-新潟市中央区東堀通十三番町、標高約27m
日和山 (石川県)-石川県鳳珠郡能登町にある標高29mの山。
日和山 (尾鷲市)-三重県尾鷲市にある標高301mの山。
日和山 (鳥羽市)-三重県鳥羽市の鳥羽駅南側にある標高68mの山。

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