« 参議選・山形県選挙区の結果 | トップページ | 人間社会の「振り子の法則」 »

2010年7月12日 (月曜日)

憲政史上初の「完全ねじれ国会」

第59条 【法律案の議決、衆議院の優越
 第1項 法律案は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、両議院で可決したとき法律となる。
 第2項 衆議院で可決し、参議院でこれと異なった議決をした法律案は、衆議院で出席議員の三分の二以上の多数で再び可決したときは、法律となる。
 第3項 前項の規定は、法律の定めるところにより、衆議院が、両議院の協議会を開くことを求めることを妨げない。
 第4項 参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取った後、国会休会中の期間を除いて60日以内に、議決しないときは、衆議院は、参議院がその法律案を否決したものとみなすことができる。
第60条【衆議院の予算先議、予算議決に関する衆議院の優越
 第1項 予算は、さきに衆議院に提出しなければならない。
 第2項 予算について、参議院で衆議院と異なった議決をした場合に、法律の定めるところにより、両議院の協議会を開いても意見が一致しないとき、又は参議院が、衆議院の可決した予算を受け取った後、国会休会中の期間を除いて30日以内に、議決しないときは、衆議院の議決を国会の議決とする。

Photo_4

 今回の参議選で、我が国の憲政史上初の「完全ねじれ国会」となった。
     ※最近マスコミでは「真性ねじれ国会」と呼んでいるようだ。
 当面、前掲の憲法条文が重要になる。

 自民政権当時のねじれは、まだ自民側が衆議院に3分の2以上の議席を有しており、「三分の二以上の多数で再び可決したときは」の条文に救われていた。
 しかし、現在の民主党に衆議院で三分の二以上の320議席はない。
 連立を組み311議席(民主党会派307、国民新党会派4)を確保しているものの、三分の二以上の議席数はない。
 つまり、極めて深刻なねじれ現象だ
 さてどうするか、当然、公明党やみんなの党との連立、あるいは自民との大連立を模索することになる。
 しかし、今の状況では簡単にはいかない。
 これまでの多数をバックにした強引な国会運営から、各党の反発は大きい。
 民主は、あまりにも多くの敵をつくり過ぎた

 法案成立には野党の協力が欠かせないが、にっちもさっちも行かなくなり、年内の衆議院の解散総選挙も考えられる。

 ただ、「ねじれ国会」は少数政党の意見に耳を傾け、議論を積み重ねる過程を重視する必要性から、民主主義らしいという意見もある。

Photo_3

|

« 参議選・山形県選挙区の結果 | トップページ | 人間社会の「振り子の法則」 »

01 ごまめの歯ぎしり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 参議選・山形県選挙区の結果 | トップページ | 人間社会の「振り子の法則」 »