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2010年5月30日 (日曜日)

相撲部屋の元祖は引手茶屋

 遊郭入り口には、「引手茶屋」があり、ここで遊女を仲介していた。Yoshiwara10
 つまり、飲食が出来る案内所のようなところだ。
 基本的には、いきなり遊郭に行くことは出来なかった。
 相撲の「枡席」を国技館の窓口で購入できないのと同じだ。

 さて、「相撲茶屋」で斡旋した升席「維持員席」が暴力団に利用されたと、マスコミに問題視されている。 Image0022
 両国国技館周辺には、「相撲茶屋」が何軒かある。
 両国駅前や回向院前辺りに行くと、何軒かの相撲茶屋が目に止まる。
 四ツ万、寺尾、大塚、大地、札幌、相撲、横綱、相撲部屋、浜力、玉龍など20軒前後あるが、殆どが「ちゃんこ料理屋」を兼ねている。

 この「相撲茶屋」は、吉原遊郭の「引き手茶屋」のシステムが、そのまま引き継がれたと言われている。
 「茶屋」は客に飲食・遊興をさせることを業とする家のことで、遊郭では「引手茶屋」と呼ばれていた。
 「引き手茶屋」は吉原大門を入ると真っ直ぐの道「仲之町通り」が延び、左右に並んでいた。四隅には稲荷神社がある。この神社にもちゃんと意味がある。
 格式の高い遊郭は、この「茶屋」を通してしか客を受け入れなかった。20100526
 相撲の枡席と同じだ。
 また、粋な客は「引き手茶屋」で芸者と幇間(たいこもち)と遊ぶだけで登楼せず(遊郭に行かず)帰宅する例もあった。これも、相撲を見物しないで、相撲茶屋で飲み食いして帰宅するのと同じだ。

 「引手茶屋」には、「遣り手」という茶屋と遊郭を取り持つ人がいた。30過ぎの元遊女が殆どだったという。
 ”やり手ババア”はここから来ている。
 今は、中年のイジワル女を言うようだが、事実、「遣り手」は遊女の値段を決めたり、酒宴の内容を決めたり、見世の仲介役で、仕事の性質上、非情を要求され遊女にとっても客にとっても怖い存在だった。
 これも「相撲茶屋」が、相撲に詳しい元力士が経営に関与しているのと似ている。

  「相撲茶屋」は枡席の観客のみを営業の対象としているが、その枡席は、各茶屋が占有している。例えば、現在両国国技館には約1500の枡席があるが、一割以上を「相撲茶屋」の最大手の「四ツ万」が「保有」しているという。
 財団法人日本相撲協会と、御茶屋の関係は簡単には切れないであろう。
 なお、通常のチケット購入は、国技館の入り口で購入出来る。
 最近は相撲人気も低迷ぎみで、平日の当日券なら、昼過ぎに窓口に並べば購入出来ると思う。「相撲茶屋」ウィキペディアWikipedia

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