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2010年4月18日 (日曜日)

新党「日本創新党」 が旗揚げされた

 4月18日午後3時、かねてから注目されていた首長連合による新党が誕生した。
 党名は「日本創新党Stt1004181606001p1
 「日本を根こそぎ新しくしていく」という思いをこめたという。
 そして、「自立した国家への道を模索し、自らの国は自らの手で守る気概を持った国家を築きたい。」と高らかに宣言した。
 「国家・地方・国民の自立」を目指すという基本目標がいい。
 道州制や農業政策にも言及している。
 立党宣言では、より具体的に形を示している。
 あとは、各都道府県の首長らがどのくらい応援するかだ。
 応援態勢として、「応援首長連合」には上田清司埼玉県知事ら26人の名もある。
 結成の記者会見により、次の基本目標が発表された。

党幹部
 党首 山田宏 代表幹事 中田宏 政策委員長 さいとう弘

基本目標
◎「国家の自立」◎「地方の自立」◎「国民の自立

政策指針
(1) 景気をよくする!「成長と改革」による経済と財政の再建
(2) 教育を豊かにする!人格を高める教育と百花繚乱の学校づくり
(3) 安全安心を高める!現実主義の外交・防衛と「楽しい長寿社会」づくり
(4) 地方を元気にする!道州制の導入と「日本型農業立国」の創造
(5) いのちを大切にする!弱者を護り、人と自然が共生する世界モデルの構築

■「応援首長連合」に参加した首長、首長経験者(五十音順)
 上田清司・埼玉県知事
 海老根靖典・神奈川県藤沢市長
 遠藤三紀夫・同県座間市長
 片岡聡一・岡山県総社市長
 河村たかし・名古屋市長
 草間吉夫・茨城県高萩市長
 熊谷俊人・千葉市長
 小村和年・広島県呉市長
 佐藤克男・北海道森町長
 沢井宏文・大阪府松原市長
 篠田昭・新潟市長
 清水勇人・さいたま市長
 鈴木望・前静岡県磐田市長
 鈴木康友・同県浜松市長
 高谷茂男・岡山市長
 田中信孝・熊本県人吉市長
 辻宏康・大阪府和泉市長
 中村時広・松山市長
 福田良彦・山口県岩国市長
 福原慎太郎・島根県益田市長
 前田一男・北海道松前町長
 松浦正人・山口県防府市長
 松沢成文・神奈川県知事
 森雅志・富山市長
 藪本吉秀・兵庫県三木市長
 湯田芳博・福島県南会津町長

■「日本創新党立党宣言           2010.4.18
一、私たちはなぜ立ち上がるのか
 いま私たちは、志ある国民と共に、新たな日本を創り上げるために立ち上がる。
 すなわち「日本創新」である。
 わが国は戦後の荒廃から一丸となって立ち上がり、奇跡とも称された経済成長を成し遂げ、世界に比類なきほどの豊かな社会をつくりあげた。だがその過程で、ともすれば「自分さえよければ」「いまさえよければ」という精神風土に堕してしまったのではないか。
 日本の政治も、「自分さえよければ」「いまさえよければ」の気風に染まり、明らかに無責任に堕落してしまったように思われる。富の分配や利益誘導ばかりに血道を上げ、「国民の依存心を高める」ような政策が次々と行なわれ、さまざまな既得権益が網の目のように張り巡らされることとなった。
 このような政治は、いつしか日本社会の足枷になり、かつては「一流」といわれた経済も、ついに政治の混迷に足をすくわれ、低成長からの脱出のきっかけをつかめぬまま、終わりの見えない「失われた時代」を余儀なくされている。
 もはや国民の正当な努力が報われない社会となってしまったのか。
残念ながら現在、日本再興への改革を進めていく資格と能力のある政党は見あたらない。
 このような政治が続けば、日本の衰退は加速し、わが国の歴史と国民に大きな禍根と苦難をもたらすこととなりかねない。
 私たちは、これまで首長として、コスト意識をもって地方経営を担ってきた。あるいは、志をもって日本をよい国とするための活動に取り組んできたし、特に財政改革に実績を残してきた。
 だが、どれだけ改革を実現して状況を改善しても、国政の失敗によって、それを上回る悪しき状況が次々とつくりだされてしまう。もはや、この状況には我慢できない。
 私たちは、これまでの経験を活かして「本物の政治」を確立し、日本をよい国として再興すべく、ここに立ち上がることを決意した。
二、私たちは何をなすべきか
 いま、私たちが直面する問題とは何か。そして私たちは、何をなすべきなのか。

第一は、「成長による経済と財政の再建」である。
 米ソ冷戦の終結後、経済のグローバル化が進み、世界の人や企業や資本は、国や地域を自由に選んで移動するようになった。各国は、法人税や所得税、相続税などの減税を行ない、通信や金融や労働などの諸分野における規制緩和を行なって、「選ばれる国」になるための国際競争にしのぎを削った。
 だが、わが国は既得権益の壁を打ち破れぬまま、「世界から選ばれる国」となるための税制や規制の改革は中途半端に終わった。このことが大きく足を引っ張り、新しい時代に向けての産業構造の革新も進まず、日本企業の国際競争力も年々低下し、日本経済の低落傾向に歯止めがかからずにいる。このような姿から脱することができなければ、私たちは緩慢な衰亡への道を辿るだけであろう。
 いまこそ、私たちは、「自由で力強い日本」をめざすべきなのである。自由な社会であってこそ、さまざまな可能性が花開き、活力が生まれる。社会は力強く発展し、経済も力強く成長していくことができるのである。私たちは、小さくて賢い政府をつくり、自由で健全な市場を確立し、世界に開かれた公正な競争で日本経済に活力をもたらすことをめざさねばならない。「成長による経済と財政の再建」を、国民一丸となって進めていかなければならない。
 そして「自由」は、これからの国際秩序のなかでも、ますます重要な価値観となるだろう。日本の繁栄は、世界の自由経済や自由貿易を通じてもっともよく実現されうるものである。
 私たちは、そのあり方を守るために、最大限の努力をなさねばならない。また、私たちは、「自由」を重んじる諸国と手を結び、圧政や抑圧、過度な保護主義には、断固対抗していかねばならない。

第二は、「国民の安心の確立」である。
 わが国では少子高齢化が急速に進行し、平成17年以降、ついに人口減少社会に突入している。こうなれば、人口増加を前提とした現行の年金や医療などの社会保障制度が、いずれ崩壊の危機に直面しかねないことは、以前からわかっていたことであった。にもかかわらず、歴代政府は根本的な解決を先送りしてきた。
 このため国家財政危機への懸念はますます増大し、国民のなかに将来にわたって社会保障制度が維持されうるのか不安感が増幅している。これでは、国民はいっそう内向きな自己防衛策に走り、活力は減殺されるばかりである。
 また、日本においては古来、「家族」のよき伝統が受け継がれてきた。家族こそ、日本国民の生涯の安心立命の基となり、次代を担う子供たちが生まれ育ちゆく、かけがえのない場である。
 だが、いま、その家族をバラバラに解体するような動きが強まっている。このことが、国民の孤立感や疎外感や不安感をますます高めることは必定である。
 また、これまで農林水産業を規制でがんじがらめにし、何の展望も描かぬままに補助金漬けにすることだけを続けてきた。農林水産業は本来、地方の基幹産業であり、国民に安心で安全な食を供給し、国土を守る大切な役割を担い、日本の豊穣なる文化の基でもあった。
 だが、これまでの政策により、その競争力は弱り、魅力も減退し、後継者不足と従事者の高齢化は深刻な状況となっている。そして、地方の村や町もすっかり活力を失い疲弊している。
 さらに、日本は本来、高い教育水準と道徳水準を誇り、国民の「人の力」こそを最大の資源としてきた国であるはずだが、近年、学力低下をはじめ、目を覆いたくなるほどの教育の衰退が進んでいる。
 ことに、人格教育や歴史教育をないがしろにしてきた戦後教育のあり方は、結果として社会の良質な伝統を破壊し、恥知らずで自分勝手な風潮を助長している。
 私たちは、「自由で力強い日本」をつくるためには、国民の安心・安寧がしっかり確立されねばならないと考える。そのためにも、不安だらけの社会保障、バラバラにされつつある家族、壊れてしまった地方や農林水産業、そして教育をしっかりと立て直さねばならない。
 そしてそのことを通じて、「日本の地域社会と伝統的価値観の再興」を実現せねばならないのである。
第三は、「現実主義に基づいた外交・防衛」である
 いま国際社会は、かつての二大超大国の勢力拮抗から、各国の国益がぶつかり合う「新たな列強の時代」へとその姿を変えつつある。本来日本は、その大きな変化に対応して、自国の防衛を他国に一方的に依存してきた国家のあり方を問い直し、国際社会のなかで自らの責務をきちんと果たしていく「自立した国家」への道を模索し、歩き始めなければならなかった。
 しかし、わが国は戦後の「甘えの構造」を引きずったまま、今日に至っている。そのため日本は、自国のことばかりを考えて、テロ対策や平和維持などへの貢献から逃げ回っているように国際社会から見られている。また、日本周辺の東アジアでは急速な軍拡が進んでいるにもかかわらず、日本が無為無策のままに空想的な理念を振りかざし、これまで地域の安定に寄与してきた日米同盟を揺るがしていることが、かえって平和を攪乱する要因となってしまっている。
 私たちは、まず「自らの国は自らの手で守る」という気概をもたねばならない。
 また、自由、民主主義、人権尊重などの価値観を共有する国々と手を携え、国際的な責務をしっかり果たしていかねばならない。そして、世界平和に寄与するためにも、無責任さを排し、「現実主義に基づいた外交・防衛」を展開せねばならない。

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コメント

杉並区長をはじめとする新党の顔ぶれが期待できますね。
はやいとこ民主党をヒキヅリ下ろして欲しいです。( ̄∀ ̄)

投稿: メモル | 2010年4月19日 (月曜日) 午前 07時30分

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