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2009年12月17日 (木曜日)

難読地名、無音「よばらず」

山形県鶴岡市に、「無音」と書いて「よばらず」と読む地名がある。
 今年5月、
 「鶴岡市無音(よばらず)で2009年5月24日、山形県猟友会鶴岡支部会員の50代男性がカラスを駆除するために発射した散弾が民家の窓の網戸を突き破り、台所にいた女子高校生(17歳)がけがをした事件で、散弾は田んぼの水面で跳弾し網戸を突き破ったとみられることが分かった。県猟友会有害鳥獣対策部が明らかにした」
 と新聞報道があった。
 このとき、「よばらず」と読む地名があることを、はじめて知った。

よばらず」は招かない交際しないの意味がある。
地名の名付けは言葉遊び的に、「声を立てない」、「声をかけない」、そして「無音」と当て字されたのだろう。
 つまり、その村には「声をかけない村」、「近所付き合いの悪い村」を意味しているというのだが、自分たちの村をわざわざ「近所つきあいの悪い村」などと命名するだろうかと疑問が残る。
 ただ、村八分のことを調べた際、村八分は単に村内部だけのことではなく、村全体をもつまはじきにした例があったことを知った。まさか、鶴岡の「無音」がその対象だったとは思いたくないが・・・・・。

 そう言えば、庄内地方には面白い地名が多いが、子供のころから知っていると、面白いとも何とも思わないものだ。
 東京では、古い地名がどんどん消えているが、地名には何らかの由来があるもの、いつまでも大切にして欲しい。

庄内地方の地名
 庄内地方の地名の由来を調べるのに便利だ。
 無音(よばらず)鶴岡市(藤島)
 『招(よ)ばらず。隣村との付き合いを好まなかった村』
 東栄の京田川左岸の村。よぶは招く、招待することで、よばらずは隣村との境を隔てて交際しないこと。よぶを呼ぶと解されて、よばわらずとも書かれた。無音はむおん、音をたてないことではなくて、ぶいんと読み、やはり交際しないことである。昔羽黒山領で、他村と分け隔てがあったのであろう。
 とある。

酒田市の面白い地名
生石(おいし)、鵜渡川原(うどがわら)、柏谷沢(かしやざわ)、
古荒新田(こあらしんでん)、茨野新田(ばらのしんでん)、
遊摺部(ゆするべ)、四つ興野(よつごや)、注連石(すみいし)、
東風当田(だしあてだ)、輿休(おこやすみ)、注連石(すみいし)
こあら(旧・古荒新田)

鶴岡市の面白い地名
五十川(いらがわ)、堅苔沢(かたのりざわ)、
葈畑(からむしばたけ)、我老林(がろうばやし)、三瀬(さんぜ)、
青龍寺(しょうりゅうじ)、
道形(どうがた)、手向(とうげ)、外内島(とのじま)、
新形町(にいがたまち)、茨新田(ばらしんでん)、
一日市通(ひといちどおり)、文下(ほうだし)、
矢馳(やばせ)、無音(よばらず)、早田(わさだ)
五十川俣(いそかわまた)、文下(ほうだし)、
朝暘町(ちょうようまち)、田圃興屋 (でんぽごうや)、
箕升新田(みますしんでん)、楪(ゆずりは)、手向 (とうげ)、
砂谷(いさごたに)、八ツ興屋(やつこうや)

庄内町の面白い地名
廿六木(とどろき)、 主殿新田(とのもしんでん)

遊佐町の面白い地名
遊佐(ゆざ)、吹浦(ふくら)、女鹿(めが)、後藤寺田(ごとうじだ)、
直世(すぐせ)、落伏(おちふし)、舞台(ぶだい)

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