« D.カーネギーの人を動かす | トップページ | 「里山」の四手井・名誉教授死去 »

2009年12月 2日 (水曜日)

現代社会にもあった村八分

 「村八分」とは、最近では単に「仲間はずれ」の意味に用いられているが、かつては「集落の中で掟や秩序を破った人や家に課する制裁」と辞書にある。
 江戸時代は実際に「村八分」になると、事実上、その村での生活が出来なくなる位の重い制裁だった。

 今も田舎の地域社会では、近隣同士助け合う場面が良くあるが、それを10上げると、①「葬式」の世話(死ねば全てを許される考え)、②「火事」の消火(延焼を防ぐため)だという。つまり、放置すると迷惑のかかる場合以外は一切の交流を絶つことだ。

 そして、残りの八分とは、①「成人式」、②「結婚式」、③「出産」、④「病気の世話」、⑤「新改築の手伝い」、⑥「水害時の世話」、⑦「年忌法要」、⑧「旅行」。だという。

 このような「村八分」は、遠い昔の話とばかり思っていたが、2004年に新潟県関川村村八分裁判」があった。
  新潟県関川村の住民11人が、集落の行事に参加しなかったことを理由にごみ集積所を使わせないなどの「村八分」行為を受けたとして、地区長ら3人に行為の禁止や計1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が東京高裁であった。中略
地区長側は「集落の政策をめぐる対立から11世帯が脱退したもので、村八分のように一方的に絶交の通告をしたわけではない」と主張していた。判決によると、原告らは平成16年、集落で計画されていた「イワナつかみ取り大会」に、多忙などを理由に不参加を表明。地区長らは「集落のすべての権利を放棄し、脱退したものとする」と通告。ごみ集積場の使用や山菜採取のための入山を禁止するなどした。判決後、原告らは「今でも村八分は続いている。団結して村の平和を取り戻す」と語った。

 この後の結果は知らないが、このようにこじれた関係は、簡単に、よりを戻すことは出来ないだろう。このようになる前の関係が問題だったのでしょう。

|

« D.カーネギーの人を動かす | トップページ | 「里山」の四手井・名誉教授死去 »

02 「うんちく」知ったかぶり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1208592/32414374

この記事へのトラックバック一覧です: 現代社会にもあった村八分:

« D.カーネギーの人を動かす | トップページ | 「里山」の四手井・名誉教授死去 »