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2009年9月10日 (木曜日)

桃栗3年 柿8年 梨の大馬鹿18年

 その土地でしか育たない農産物や特産品には、それなりの条件が揃っている。

 山形県内の世間に知られた特産として、さくらんぼ、紅花、スイカ、メロン、ホップ、だだちゃ豆、赤カブ、飼料米などがある。これらの特産物が、その地域で採れるものだけが評価される理由は、その土地の気候もあるが、一番影響するのは土壌だと言われている。
 例えば、さくらんぼと聞くと、山形県なら何処でも採れるような印象を受けるが、実際は東根、天童、寒河江、河北界隈の特産だし、紅花は最上地方や白鷹あたり、ビールの原料となるホップは白鷹町界隈、スイカは尾花沢や庄内砂丘、メロンは庄内砂丘メロンが有名だ。そして、だだちゃ豆は鶴岡市白山地区、赤カブは鶴岡市温海一霞(ひとかすみ)地区、梨は酒田市刈屋、最近では遊佐町の飼料米が平田牧場(通称・ひらぼく)の豚の餌として脚光を浴びている。

  「だだちゃ豆」に多少詳しく触れると、鶴岡市の「白山地区」では、先祖代々の門外不出の種子で栽培しているというが、白山地区の「砂壌地」が豆が成長する際に豆の根につく「根粒菌」が関係していているという。
 そのため、「だだちゃ豆」が鶴岡市以外では栽培されないのはこのためだ。実際、鶴岡市近隣で栽培されただだちゃ豆であっても、ただの茶豆になってしまうから面白い。Ca1ff5hv
 私は、かつて郷里から東京の土地に、梨やさくらんぼ、柿の苗木を運び植えたが 、梨は生長せず、さくらんぼはただの桜の木に、成功したのは 百目(ひゃくめ)柿だけだった。せっかく旨く出来た柿なのに、女房、子供は見向きもせず、せっせと食するのは自分とカラスだけだ。最も柿は何処でも育つ性質らしく、特別のことではないと知ったのは最近だ。徒労だった。

 先般、「刈屋の梨」に触れたが、実がなるまでは大変な歳月を要している。『桃栗三年、柿八年、柚子は九年で花が咲く、梅は酸い酸い十三年、梨の大馬鹿十八年』と、果樹の生育にたとえて、物事は成し遂げるには時間がかかることを教えている。特産物は、気候、土壌などの基本的条件のほかに、その土地に長年培われた秘訣と努力の賜物である。
  ちなみに、『桃栗三年、柿八年、柚子は九年で花が咲く、梅は酸い酸い十三年、梨の大馬鹿十八年』の後には、「女房の不作は60年、亭主の不作はこれまた一生、あーこりゃこりゃ」だそうだ。今ひとつ、納得できないフレーズだ。

 百目柿の写真は我が家の今現在のものだ。

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